与えられた3つの方程式を解く問題です。 (1) $x^3 - 8 = 0$ (2) $x^4 + 6x^2 + 8 = 0$ (3) $x^3 + 4x^2 - 8 = 0$

代数学方程式代数方程式複素数因数分解解の公式
2025/8/13

1. 問題の内容

与えられた3つの方程式を解く問題です。
(1) x38=0x^3 - 8 = 0
(2) x4+6x2+8=0x^4 + 6x^2 + 8 = 0
(3) x3+4x28=0x^3 + 4x^2 - 8 = 0

2. 解き方の手順

(1) x38=0x^3 - 8 = 0 は、x3=8x^3 = 8 と変形できます。これは x3=23x^3 = 2^3 とも書けるので、実数解は x=2x = 2 です。複素数解を求めるためには、x323=(x2)(x2+2x+4)=0x^3 - 2^3 = (x - 2)(x^2 + 2x + 4) = 0 と因数分解できます。x2+2x+4=0x^2 + 2x + 4 = 0 を解くと、解の公式より
x=2±2241421=2±122=2±2i32=1±i3x = \frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4 \cdot 1 \cdot 4}}{2 \cdot 1} = \frac{-2 \pm \sqrt{-12}}{2} = \frac{-2 \pm 2i\sqrt{3}}{2} = -1 \pm i\sqrt{3}
したがって、x=2,1+i3,1i3x = 2, -1 + i\sqrt{3}, -1 - i\sqrt{3} が解です。
(2) x4+6x2+8=0x^4 + 6x^2 + 8 = 0 は、y=x2y = x^2 と置くと、y2+6y+8=0y^2 + 6y + 8 = 0 となります。
これは (y+2)(y+4)=0(y + 2)(y + 4) = 0 と因数分解できるので、y=2,4y = -2, -4 です。
x2=2x^2 = -2 のとき、x=±2=±i2x = \pm \sqrt{-2} = \pm i\sqrt{2}
x2=4x^2 = -4 のとき、x=±4=±2ix = \pm \sqrt{-4} = \pm 2i
したがって、x=i2,i2,2i,2ix = i\sqrt{2}, -i\sqrt{2}, 2i, -2i が解です。
(3) x3+4x28=0x^3 + 4x^2 - 8 = 0
この方程式を解くのは少し難しいです。有理数解を探すと、整数解は ±1,±2,±4,±8\pm 1, \pm 2, \pm 4, \pm 8 のいずれかです。これらの値を代入してみると、x=2x = -2 のとき (2)3+4(2)28=8+168=0(-2)^3 + 4(-2)^2 - 8 = -8 + 16 - 8 = 0 となり、x=2x = -2 が解の一つであることがわかります。
したがって、x+2x + 2 は因数なので、多項式を除算します。
(x3+4x28)÷(x+2)=x2+2x4(x^3 + 4x^2 - 8) \div (x+2) = x^2 + 2x - 4
したがって、x3+4x28=(x+2)(x2+2x4)=0x^3 + 4x^2 - 8 = (x + 2)(x^2 + 2x - 4) = 0
x2+2x4=0x^2 + 2x - 4 = 0 を解くと、解の公式より
x=2±2241(4)21=2±202=2±252=1±5x = \frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4 \cdot 1 \cdot (-4)}}{2 \cdot 1} = \frac{-2 \pm \sqrt{20}}{2} = \frac{-2 \pm 2\sqrt{5}}{2} = -1 \pm \sqrt{5}
したがって、x=2,1+5,15x = -2, -1 + \sqrt{5}, -1 - \sqrt{5} が解です。

3. 最終的な答え

(1) x=2,1+i3,1i3x = 2, -1+i\sqrt{3}, -1-i\sqrt{3}
(2) x=i2,i2,2i,2ix = i\sqrt{2}, -i\sqrt{2}, 2i, -2i
(3) x=2,1+5,15x = -2, -1+\sqrt{5}, -1-\sqrt{5}

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