関数 $y = 2x^2$ 上にy座標が等しい2点A, Bがあり、関数 $y = -x^2$ 上に2点C, Dがある。AとD、BとCのx座標はそれぞれ等しい。これら4点を結んで長方形ABCDを作る。 (1) 点Aのx座標が2のとき、ADの長さを求めよ。 (2) 長方形ABCDが正方形になるとき、点Aのx座標を求めよ。 (3) BCとx軸との交点をEとし、直線AEと関数 $y = 2x^2$ のグラフとの交点のうち、Aでない方をFとする。Aのx座標をaとするとき、三角形OCFの面積をaを用いて表せ。

幾何学二次関数長方形正方形面積座標平面
2025/8/12
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

関数 y=2x2y = 2x^2 上にy座標が等しい2点A, Bがあり、関数 y=x2y = -x^2 上に2点C, Dがある。AとD、BとCのx座標はそれぞれ等しい。これら4点を結んで長方形ABCDを作る。
(1) 点Aのx座標が2のとき、ADの長さを求めよ。
(2) 長方形ABCDが正方形になるとき、点Aのx座標を求めよ。
(3) BCとx軸との交点をEとし、直線AEと関数 y=2x2y = 2x^2 のグラフとの交点のうち、Aでない方をFとする。Aのx座標をaとするとき、三角形OCFの面積をaを用いて表せ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aのx座標が2なので、Aのy座標は y=222=8y = 2 \cdot 2^2 = 8
Dのx座標も2なので、Dのy座標は y=22=4y = -2^2 = -4
したがって、ADの長さは 8(4)=128 - (-4) = 12
(2) 点Aのx座標をtとすると、Aのy座標は 2t22t^2、Dのy座標は t2-t^2
よって、ADの長さは 2t2(t2)=3t22t^2 - (-t^2) = 3t^2
また、ABの長さは、Aのx座標がtなので、Bのx座標は -t。したがってABの長さは t(t)=2tt - (-t) = 2t
長方形ABCDが正方形になるので、3t2=2t3t^2 = 2t
3t22t=03t^2 - 2t = 0
t(3t2)=0t(3t - 2) = 0
t=0t = 0 または t=23t = \frac{2}{3}
Aのx座標は正なので、t=23t = \frac{2}{3}
(3) Bのx座標は-a, y座標は 2a22a^2
Cのx座標は-a, y座標は a2-a^2
EはBCの中点なので、Eの座標は (a,0)(-a, 0)
A(a, 2a22a^2)とE(-a, 0)を通る直線の式は、
傾きは (2a20)/(a(a))=2a2/2a=a(2a^2 - 0) / (a - (-a)) = 2a^2 / 2a = a
よって、直線AEの式は y=a(x+a)=ax+a2y = a(x + a) = ax + a^2
Fは直線AEと y=2x2y = 2x^2 の交点なので、
2x2=ax+a22x^2 = ax + a^2
2x2axa2=02x^2 - ax - a^2 = 0
(2x+a)(xa)=0(2x + a)(x - a) = 0
x=ax = a または x=a2x = -\frac{a}{2}
FはAでない方の交点なので、Fのx座標は a2-\frac{a}{2}
Fのy座標は y=2(a2)2=2a24=a22y = 2 (-\frac{a}{2})^2 = 2 \cdot \frac{a^2}{4} = \frac{a^2}{2}
したがって、Fの座標は (a2,a22)(-\frac{a}{2}, \frac{a^2}{2})
三角形OCFの面積は、OCを底辺とすると、高さはFのx座標の絶対値。
OCの長さは a2a^2。高さは a2\frac{a}{2}
したがって、三角形OCFの面積は 12a2a2=a34\frac{1}{2} \cdot a^2 \cdot \frac{a}{2} = \frac{a^3}{4}

3. 最終的な答え

(1) 12
(2) 23\frac{2}{3}
(3) a34\frac{a^3}{4}

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