$0 \le \theta < 2\pi$ のとき、方程式 $2\sin^2\theta - \sqrt{2}\cos\theta = 0$ を解く問題です。

代数学三角関数三角方程式二次方程式解の公式
2025/8/12

1. 問題の内容

0θ<2π0 \le \theta < 2\pi のとき、方程式 2sin2θ2cosθ=02\sin^2\theta - \sqrt{2}\cos\theta = 0 を解く問題です。

2. 解き方の手順

まず、sin2θ\sin^2\thetacos2θ\cos^2\thetaを用いて表します。三角関数の恒等式 sin2θ+cos2θ=1\sin^2\theta + \cos^2\theta = 1 より、sin2θ=1cos2θ\sin^2\theta = 1 - \cos^2\theta が成り立ちます。これを方程式に代入すると、
2(1cos2θ)2cosθ=02(1-\cos^2\theta) - \sqrt{2}\cos\theta = 0
となります。これを展開して整理すると、
22cos2θ2cosθ=02 - 2\cos^2\theta - \sqrt{2}\cos\theta = 0
2cos2θ+2cosθ2=02\cos^2\theta + \sqrt{2}\cos\theta - 2 = 0
ここで、x=cosθx = \cos\theta とおくと、
2x2+2x2=02x^2 + \sqrt{2}x - 2 = 0
この二次方程式を解の公式を用いて解きます。
x=2±(2)24(2)(2)2(2)=2±2+164=2±184=2±324x = \frac{-\sqrt{2} \pm \sqrt{(\sqrt{2})^2 - 4(2)(-2)}}{2(2)} = \frac{-\sqrt{2} \pm \sqrt{2+16}}{4} = \frac{-\sqrt{2} \pm \sqrt{18}}{4} = \frac{-\sqrt{2} \pm 3\sqrt{2}}{4}
したがって、x=224=22x = \frac{2\sqrt{2}}{4} = \frac{\sqrt{2}}{2} または x=424=2x = \frac{-4\sqrt{2}}{4} = -\sqrt{2} となります。
x=cosθx = \cos\theta であったので、cosθ=22\cos\theta = \frac{\sqrt{2}}{2} または cosθ=2\cos\theta = -\sqrt{2} となります。
ただし、1cosθ1-1 \le \cos\theta \le 1 であるため、cosθ=2\cos\theta = -\sqrt{2} は解を持ちません。したがって、cosθ=22\cos\theta = \frac{\sqrt{2}}{2} を解きます。
0θ<2π0 \le \theta < 2\pi の範囲で、cosθ=22\cos\theta = \frac{\sqrt{2}}{2} となる θ\theta は、θ=π4,7π4\theta = \frac{\pi}{4}, \frac{7\pi}{4} です。

3. 最終的な答え

θ=π4,7π4\theta = \frac{\pi}{4}, \frac{7\pi}{4}

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