2次不等式 $-x^2 + mx + 2m \le 0$ の解がすべての実数であるとき、定数 $m$ の値の範囲を求めよ。

代数学二次不等式判別式不等式の解二次関数
2025/8/13

1. 問題の内容

2次不等式 x2+mx+2m0-x^2 + mx + 2m \le 0 の解がすべての実数であるとき、定数 mm の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

与えられた不等式 x2+mx+2m0-x^2 + mx + 2m \le 0 の両辺に 1-1 をかけると、
x2mx2m0x^2 - mx - 2m \ge 0 となる。
2次不等式 x2mx2m0x^2 - mx - 2m \ge 0 の解がすべての実数であるためには、2次関数 y=x2mx2my = x^2 - mx - 2m のグラフが常に xx 軸の上側(または xx 軸上)にある必要がある。
つまり、x2mx2m=0x^2 - mx - 2m = 0 の判別式 DDD0D \le 0 でなければならない。
判別式 DD は、
D=(m)24(1)(2m)=m2+8mD = (-m)^2 - 4(1)(-2m) = m^2 + 8m
である。
したがって、D0D \le 0 より、
m2+8m0m^2 + 8m \le 0
m(m+8)0m(m + 8) \le 0
これを解くと、 8m0-8 \le m \le 0 となる。

3. 最終的な答え

8m0-8 \le m \le 0

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