まず、△ABCの半周の長さをsとする。 s=2AB+BC+CA=28+10+12=230=15 内接円の半径をrとすると、△ABCの面積Sは、ヘロンの公式より、 S=s(s−AB)(s−BC)(s−CA)=15(15−8)(15−10)(15−12)=15⋅7⋅5⋅3=3⋅5⋅7⋅5⋅3=157 また、S=rsだから、157=15r より r=7 IからBCに下ろした垂線の足をD, IからPQに下ろした垂線の足をEとする。
このとき、ID=IE=rである。 また、PQはBCに平行なので、AIとIEは一直線上にある。 △ABCと△APQは相似であり、PQ∥BCより、 ABAP=ACAQ=BCPQが成り立つ。 AからBCに下ろした垂線の足をHとする。
△ABHにおいて、AH2+BH2=AB2である。 △ACHにおいて、AH2+CH2=AC2である。 BC=BH+CH=10より、CH=10−BH AH2+BH2=82=64 AH2+(10−BH)2=122=144 AH2+100−20BH+BH2=144 AH2+BH2=64より、 64+100−20BH=144 −20BH=−20 AH2=64−BH2=64−1=63 AH=63=37 △ABCの面積は21⋅BC⋅AH=21⋅10⋅37=157となり、ヘロンの公式の結果と一致する。 AIとAHは一直線上にあるので、△AIE∼△AID∼△AHD AD=AH=37 ID=7より、AE=AH−EH=AH−2ID=37−27=7 AHAE=377=31 ABAP=ACAQ=BCPQ=31 PQ=31BC=31⋅10=310