2つの実数 $x$, $y$ について、命題「$x+y$ が有理数ならば、$x, y$ の少なくとも一方は有理数である」の対偶を作り、それを利用して元の命題の真偽を判定する。

代数学命題対偶有理数無理数真偽判定
2025/8/12

1. 問題の内容

2つの実数 xx, yy について、命題「x+yx+y が有理数ならば、x,yx, y の少なくとも一方は有理数である」の対偶を作り、それを利用して元の命題の真偽を判定する。

2. 解き方の手順

まず、与えられた命題を P    QP \implies Q の形に表現します。ここで
PPx+yx+y が有理数である。
QQx,yx, y の少なくとも一方は有理数である。
命題 P    QP \implies Q の対偶は ¬Q    ¬P\neg Q \implies \neg P であり、元の命題と対偶の真偽は一致します。
¬Q\neg Q は「x,yx, y はともに無理数である」
¬P\neg P は「x+yx+y は無理数である」
したがって、対偶は「x,yx, y がともに無理数ならば、x+yx+y は無理数である」となります。
対偶の真偽を考えます。x=2x = \sqrt{2}y=2y = -\sqrt{2} とすると、x,yx, y はともに無理数ですが、x+y=22=0x+y = \sqrt{2} - \sqrt{2} = 0 は有理数です。したがって、対偶は偽です。
元の命題も偽となります。

3. 最終的な答え

対偶: 2つの実数 x,yx, y について、x,yx, y がともに無理数ならば、x+yx+y は無理数である。
命題の真偽: 偽

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