与えられた数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める問題です。数列は 7, 13, 15, 13, 7, -3, ... となっています。

代数学数列一般項階差数列連立方程式二次関数
2025/8/13

1. 問題の内容

与えられた数列 {an}\{a_n\} の一般項を求める問題です。数列は 7, 13, 15, 13, 7, -3, ... となっています。

2. 解き方の手順

与えられた数列の階差数列を計算してみます。
階差数列は、13 - 7 = 6, 15 - 13 = 2, 13 - 15 = -2, 7 - 13 = -6, -3 - 7 = -10, ...となります。
この階差数列は等差数列ではないようなので、さらに階差数列をとってみます。
2 - 6 = -4, -2 - 2 = -4, -6 - (-2) = -4, -10 - (-6) = -4, ...となります。
2回目の階差数列が一定値 -4 になっているので、元の数列は3次式で表されると予想できます。
an=An3+Bn2+Cn+Da_n = An^3 + Bn^2 + Cn + D とおきます。
a1=A+B+C+D=7a_1 = A + B + C + D = 7
a2=8A+4B+2C+D=13a_2 = 8A + 4B + 2C + D = 13
a3=27A+9B+3C+D=15a_3 = 27A + 9B + 3C + D = 15
a4=64A+16B+4C+D=13a_4 = 64A + 16B + 4C + D = 13
この連立方程式を解きます。
a2a1=7A+3B+C=6a_2 - a_1 = 7A + 3B + C = 6
a3a2=19A+5B+C=2a_3 - a_2 = 19A + 5B + C = 2
a4a3=37A+7B+C=2a_4 - a_3 = 37A + 7B + C = -2
(a3a2)(a2a1)=12A+2B=4(a_3 - a_2) - (a_2 - a_1) = 12A + 2B = -4
(a4a3)(a3a2)=18A+2B=4(a_4 - a_3) - (a_3 - a_2) = 18A + 2B = -4
したがって、12A+2B=412A + 2B = -4 かつ 18A+2B=418A + 2B = -4
これらの式から、6A=06A = 0 なので、A=0A = 0 となります。
すると、2B=42B = -4 となり、B=2B = -2 となります。
7A+3B+C=67A + 3B + C = 6 に代入すると、7(0)+3(2)+C=67(0) + 3(-2) + C = 6 なので、6+C=6-6 + C = 6 となり、C=12C = 12 となります。
A+B+C+D=7A + B + C + D = 7 に代入すると、02+12+D=70 - 2 + 12 + D = 7 なので、10+D=710 + D = 7 となり、D=3D = -3 となります。
よって、an=2n2+12n3a_n = -2n^2 + 12n - 3 となります。
a1=2(1)2+12(1)3=2+123=7a_1 = -2(1)^2 + 12(1) - 3 = -2 + 12 - 3 = 7
a2=2(2)2+12(2)3=8+243=13a_2 = -2(2)^2 + 12(2) - 3 = -8 + 24 - 3 = 13
a3=2(3)2+12(3)3=18+363=15a_3 = -2(3)^2 + 12(3) - 3 = -18 + 36 - 3 = 15
a4=2(4)2+12(4)3=32+483=13a_4 = -2(4)^2 + 12(4) - 3 = -32 + 48 - 3 = 13
a5=2(5)2+12(5)3=50+603=7a_5 = -2(5)^2 + 12(5) - 3 = -50 + 60 - 3 = 7
a6=2(6)2+12(6)3=72+723=3a_6 = -2(6)^2 + 12(6) - 3 = -72 + 72 - 3 = -3

3. 最終的な答え

an=2n2+12n3a_n = -2n^2 + 12n - 3

「代数学」の関連問題

$|x^2 - 4| = -4x + 8$ を満たす $x$ を求める問題です。

絶対値二次方程式方程式の解法
2025/8/13

$x$ の方程式 $|4 - 2|x-3|| = x-2$ を解く問題です。

絶対値方程式場合分け
2025/8/13

$x$ の方程式 $|4-2|x-3|| = 2x+1$ を解く問題です。

絶対値方程式場合分け
2025/8/13

方程式 $||x-2| - 3| = x+3$ を解く問題です。

絶対値方程式場合分け
2025/8/13

与えられた数式 $ \frac{1}{4}(x+2) + \frac{1}{8}(5x-4) $ を簡略化します。

式の簡略化一次式分数
2025/8/13

画像から読み取れる方程式は、$4 = -(6x + 2) + 8$ です。この方程式を解いて、$x$ の値を求めます。

一次方程式方程式の解法計算
2025/8/13

与えられた式 $\frac{1}{4}(x+2)+\frac{1}{8}(5x-4)$ を簡略化します。

式の簡略化一次式分配法則
2025/8/13

$n$ は自然数、$x$ は実数とする。次の命題の真偽を調べ、その逆、対偶、裏を述べ、それらの真偽を調べる。 (1) $n$ は9の倍数である $\implies$ $n$ は3の倍数である (2) ...

命題真偽論理条件倍数二次方程式
2025/8/13

$(\sqrt{5}-3)^2 - (\sqrt{5}+3)^2$ を計算してください。

式の計算平方根展開
2025/8/13

多項式 $P(x)$ が与えられており、以下の情報が与えられています。 * $P(x)$ を $(x-1)^2$ で割ると、余りが $8x+4$ * $P(x)$ は $(x+1)^2$ で割...

多項式剰余の定理因数定理割り算
2025/8/13