点Pはx軸の正の方向に毎秒4の速さで、点Qはy軸の正の方向に毎秒3の速さで進んでいます。ある時刻において、点Pの座標は(1, 0)、点Qの座標は(0, -3)です。この時刻から何秒後にPQ間の距離が最小になるかを求めます。

幾何学距離座標最小値二次関数
2025/8/13

1. 問題の内容

点Pはx軸の正の方向に毎秒4の速さで、点Qはy軸の正の方向に毎秒3の速さで進んでいます。ある時刻において、点Pの座標は(1, 0)、点Qの座標は(0, -3)です。この時刻から何秒後にPQ間の距離が最小になるかを求めます。

2. 解き方の手順

この時刻から tt 秒後の点Pと点Qの座標を求めます。
点Pのx座標は 1+4t1 + 4t、y座標は0なので、点Pの座標は (1+4t,0)(1+4t, 0) となります。
点Qのx座標は0、y座標は 3+3t-3 + 3tなので、点Qの座標は (0,3+3t)(0, -3+3t) となります。
PQ間の距離を LL とすると、LL は以下の式で表されます。
L=((1+4t)0)2+(0(3+3t))2L = \sqrt{((1+4t) - 0)^2 + (0 - (-3+3t))^2}
L=(1+4t)2+(33t)2L = \sqrt{(1+4t)^2 + (3-3t)^2}
L=1+8t+16t2+918t+9t2L = \sqrt{1 + 8t + 16t^2 + 9 - 18t + 9t^2}
L=25t210t+10L = \sqrt{25t^2 - 10t + 10}
L2L^2 が最小となるとき、LL も最小となります。そこで、
f(t)=L2=25t210t+10f(t) = L^2 = 25t^2 - 10t + 10
とおきます。f(t)f(t) を最小にする tt を求めるために、平方完成を行います。
f(t)=25(t225t)+10f(t) = 25(t^2 - \frac{2}{5}t) + 10
f(t)=25(t225t+(15)2(15)2)+10f(t) = 25(t^2 - \frac{2}{5}t + (\frac{1}{5})^2 - (\frac{1}{5})^2) + 10
f(t)=25(t15)225(125)+10f(t) = 25(t - \frac{1}{5})^2 - 25(\frac{1}{25}) + 10
f(t)=25(t15)21+10f(t) = 25(t - \frac{1}{5})^2 - 1 + 10
f(t)=25(t15)2+9f(t) = 25(t - \frac{1}{5})^2 + 9
f(t)f(t)t=15t = \frac{1}{5} のとき最小値をとります。
したがって、PQ間の距離が最小となるのは、この時刻から 15\frac{1}{5} 秒後です。

3. 最終的な答え

15\frac{1}{5} 秒後

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