2点 $(2, 0, 5)$ と $(2, -2, 3)$ を通る直線を求める問題です。

幾何学ベクトル直線空間ベクトル
2025/8/13

1. 問題の内容

2点 (2,0,5)(2, 0, 5)(2,2,3)(2, -2, 3) を通る直線を求める問題です。

2. 解き方の手順

2点 (x1,y1,z1)(x_1, y_1, z_1)(x2,y2,z2)(x_2, y_2, z_2) を通る直線のベクトル方程式は、
r=a+t(ba)\vec{r} = \vec{a} + t(\vec{b} - \vec{a})
で表されます。ここで r\vec{r} は直線上にある任意の点の位置ベクトル、a\vec{a}b\vec{b} は与えられた2点の位置ベクトル、そして tt は実数のパラメータです。
まず、2点の位置ベクトルを a=(205)\vec{a} = \begin{pmatrix} 2 \\ 0 \\ 5 \end{pmatrix}b=(223)\vec{b} = \begin{pmatrix} 2 \\ -2 \\ 3 \end{pmatrix} とします。
次に、ba\vec{b} - \vec{a} を計算します。
ba=(223)(205)=(022)\vec{b} - \vec{a} = \begin{pmatrix} 2 \\ -2 \\ 3 \end{pmatrix} - \begin{pmatrix} 2 \\ 0 \\ 5 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 0 \\ -2 \\ -2 \end{pmatrix}
したがって、直線のベクトル方程式は次のようになります。
r=(205)+t(022)=(22t52t)\vec{r} = \begin{pmatrix} 2 \\ 0 \\ 5 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 0 \\ -2 \\ -2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 2 \\ -2t \\ 5-2t \end{pmatrix}
これを成分で表すと、
x=2x = 2
y=2ty = -2t
z=52tz = 5 - 2t
パラメータ tt を消去するために、yyzz の式から tt を求めます。t=y2t = -\frac{y}{2} であるから、これを zz の式に代入すると、
z=52(y2)z = 5 - 2 (-\frac{y}{2})
z=5+yz = 5 + y
y=z5y = z - 5
したがって、求める直線は、
x=2x = 2, y=z5y = z - 5
となります。

3. 最終的な答え

x=2,y=z5x = 2, y = z - 5
または、
{x=2y=2tz=52t\begin{cases} x = 2 \\ y = -2t \\ z = 5 - 2t \end{cases}

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