(1) $0^\circ < \theta < 180^\circ$ において、$\cos \theta = -\frac{2}{5}$ のとき、$\tan \theta$ を求める。 (2) $0^\circ < \theta < 180^\circ$ において、$\tan \theta = -5$ のとき、$\cos \theta$ を求める。 (3) $\triangle ABC$ において、$\angle B = 30^\circ$, $\angle C = 45^\circ$, $CA = 2$ のとき、$AB$ を求める。 (4) $\triangle ABC$ において、$\angle A = 120^\circ$, $AB = \sqrt{6}$, $BC = 3\sqrt{2}$ のとき、$\angle C$ を求める。

幾何学三角比三角関数正弦定理余弦定理角度
2025/8/14

1. 問題の内容

(1) 0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ において、cosθ=25\cos \theta = -\frac{2}{5} のとき、tanθ\tan \theta を求める。
(2) 0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ において、tanθ=5\tan \theta = -5 のとき、cosθ\cos \theta を求める。
(3) ABC\triangle ABC において、B=30\angle B = 30^\circ, C=45\angle C = 45^\circ, CA=2CA = 2 のとき、ABAB を求める。
(4) ABC\triangle ABC において、A=120\angle A = 120^\circ, AB=6AB = \sqrt{6}, BC=32BC = 3\sqrt{2} のとき、C\angle C を求める。

2. 解き方の手順

(1)
sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 より、
sin2θ=1cos2θ=1(25)2=1425=2125\sin^2 \theta = 1 - \cos^2 \theta = 1 - (-\frac{2}{5})^2 = 1 - \frac{4}{25} = \frac{21}{25}
0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ より、sinθ>0\sin \theta > 0 なので、
sinθ=2125=215\sin \theta = \sqrt{\frac{21}{25}} = \frac{\sqrt{21}}{5}
tanθ=sinθcosθ=21525=212\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} = \frac{\frac{\sqrt{21}}{5}}{-\frac{2}{5}} = -\frac{\sqrt{21}}{2}
(2)
cos2θ=11+tan2θ=11+(5)2=11+25=126\cos^2 \theta = \frac{1}{1 + \tan^2 \theta} = \frac{1}{1 + (-5)^2} = \frac{1}{1 + 25} = \frac{1}{26}
0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ かつ tanθ=5<0\tan \theta = -5 < 0 より、θ\theta は鈍角なので、cosθ<0\cos \theta < 0
cosθ=126=126=2626\cos \theta = -\sqrt{\frac{1}{26}} = -\frac{1}{\sqrt{26}} = -\frac{\sqrt{26}}{26}
(3)
正弦定理より、ABsinC=CAsinB\frac{AB}{\sin C} = \frac{CA}{\sin B} なので、
AB=CAsinCsinB=2sin45sin30=22212=212=22AB = \frac{CA \cdot \sin C}{\sin B} = \frac{2 \cdot \sin 45^\circ}{\sin 30^\circ} = \frac{2 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{1}{2}} = \frac{\sqrt{2}}{\frac{1}{2}} = 2\sqrt{2}
(4)
余弦定理より、BC2=AB2+CA22ABCAcosABC^2 = AB^2 + CA^2 - 2 AB \cdot CA \cos A
CA22ABcosACA+AB2BC2=0CA^2 - 2 AB \cos A \cdot CA + AB^2 - BC^2 = 0
CA=xCA = x とおくと、x226cos120x+(6)2(32)2=0x^2 - 2\sqrt{6} \cos 120^\circ \cdot x + (\sqrt{6})^2 - (3\sqrt{2})^2 = 0
x226(12)x+618=0x^2 - 2\sqrt{6} (-\frac{1}{2}) x + 6 - 18 = 0
x2+6x12=0x^2 + \sqrt{6} x - 12 = 0
x=6±(6)24(1)(12)2=6±6+482=6±542=6±362x = \frac{-\sqrt{6} \pm \sqrt{(\sqrt{6})^2 - 4(1)(-12)}}{2} = \frac{-\sqrt{6} \pm \sqrt{6 + 48}}{2} = \frac{-\sqrt{6} \pm \sqrt{54}}{2} = \frac{-\sqrt{6} \pm 3\sqrt{6}}{2}
CA>0CA > 0 より、 CA=262=6CA = \frac{2\sqrt{6}}{2} = \sqrt{6}
ABC\triangle ABCにおいて、A=120,AB=6,BC=32,CA=6\angle A = 120^{\circ}, AB = \sqrt{6}, BC = 3\sqrt{2}, CA = \sqrt{6}
余弦定理より、
cosC=CA2+BC2AB22CABC=(6)2+(32)2(6)22(6)(32)=6+186612=186(23)=323=32\cos C = \frac{CA^2 + BC^2 - AB^2}{2CA\cdot BC} = \frac{(\sqrt{6})^2 + (3\sqrt{2})^2 - (\sqrt{6})^2}{2(\sqrt{6})(3\sqrt{2})} = \frac{6 + 18 - 6}{6\sqrt{12}} = \frac{18}{6(2\sqrt{3})} = \frac{3}{2\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{2}
0<C<1800^\circ < C < 180^\circ より、C=30C = 30^\circ

3. 最終的な答え

(1) 212-\frac{\sqrt{21}}{2}
(2) 2626-\frac{\sqrt{26}}{26}
(3) 222\sqrt{2}
(4) 3030^\circ

「幾何学」の関連問題

(3) $AB=8$, $BC=6$, $CA=10$ である三角形 $ABC$ に内接する円の面積を求める問題です。 (4) $n$ は自然数とする。$n^2 - 18n + 72$ が素数になるよ...

三角形面積素数因数分解整数の性質
2025/8/15

与えられた立体 $S$ (おそらく立方体または直方体) の体積が、3点 $P, E, G$ を通る平面によって2等分されるとき、$x$ の値を求めよ。ここで、$P$ は線分 $AE$ 上の点であり、$...

立体図形体積立方体平面による切断四面体
2025/8/15

点Oを中心とする半径の異なる3つの円と、Oから放射状に伸びる8本の線で構成された道がある。Pは点Oから出発し、Oから遠ざかるように放射状の道を進むか、円状の道を時計回りに進む。同じ交差点を二度通らない...

場合の数組み合わせ道順
2025/8/15

円の中に三角形が描かれており、円周上に9と4という数字が書かれています。三角形の頂点の近くにある四角形の中に当てはまる数字を答える問題です。

円周角三角形
2025/8/15

円の中に線分が引かれており、線分によって円が分割されています。円の直径上の線分は9と4に分割されています。この時、円の弦と直径が交わる点によって区切られた弦の一方の長さが求められています。

方べきの定理直径
2025/8/15

一辺の長さが12cmの正方形ABCDがあり、AE=BF=CG=DHとなるように点E, F, G, Hを取って正方形EFGHを作った時、正方形EFGHの面積が128cm^2である。この時、以下の問題を解...

正方形面積三平方の定理二次方程式
2025/8/15

円Oの周上に3点A, B, Cがあり、$\angle BOC = 66^\circ$、AB // OCである。線分ACと線分OBとの交点をDとするとき、$\angle BDC$の大きさ$x$を求める問...

円周角平行線三角形角度
2025/8/15

長方形ABCDにおいて、AB = 8cm, BC = 24cmである。点PはAからBへ毎秒1cmで、点QはBからCへ毎秒3cmで移動する。PとQが同時に出発して、三角形PBQの面積が18cm^2になる...

長方形三角形面積二次方程式移動
2025/8/15

定点A($\vec{a}$)と任意の点P($\vec{p}$)に対して、次のベクトル方程式が表す円の中心の位置ベクトルと半径を求める。 (1) $|\vec{p} - 2\vec{a}| = 1$ (...

ベクトルベクトル方程式位置ベクトル半径
2025/8/15

半径 $r$、弧の長さ $l$ の扇形の中心角を $x^\circ$ とするとき、扇形の面積 $S$ を求める式を完成させる問題です。空欄「ス」、「セ」、「ソ」に当てはまる式を、選択肢①〜④から選びま...

扇形面積弧の長さ
2025/8/15