円 $C_1: (x+2)^2 + (y-1)^2 = 1$ と、円 $C_2: x^2 + (y-3)^2 = a^2$ が接するとき、$a$ の値を求めよ。 また、円 $C_1: (x+2)^2 + (y-1)^2 = 1$ と、円 $C_3: x^2 + y^2 = b^2$ が共有点を持つとき、$b$ の値の範囲を求めよ。ただし、$a, b$ は正の定数である。

幾何学距離接する共有点
2025/8/13
はい、承知しました。問題文を読み解き、解答を作成します。

1. 問題の内容

C1:(x+2)2+(y1)2=1C_1: (x+2)^2 + (y-1)^2 = 1 と、円 C2:x2+(y3)2=a2C_2: x^2 + (y-3)^2 = a^2 が接するとき、aa の値を求めよ。
また、円 C1:(x+2)2+(y1)2=1C_1: (x+2)^2 + (y-1)^2 = 1 と、円 C3:x2+y2=b2C_3: x^2 + y^2 = b^2 が共有点を持つとき、bb の値の範囲を求めよ。ただし、a,ba, b は正の定数である。

2. 解き方の手順

(1) 2つの円 C1C_1C2C_2 が接する条件について考えます。
C1C_1 の中心は (2,1)(-2, 1) で、半径は 11 です。
C2C_2 の中心は (0,3)(0, 3) で、半径は aa です。
2つの円が接するためには、中心間の距離が、半径の和または差に等しくなる必要があります。中心間の距離 dd は、
d=(20)2+(13)2=4+4=8=22d = \sqrt{(-2 - 0)^2 + (1 - 3)^2} = \sqrt{4 + 4} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
したがって、1ada+1|1-a| \leq d \leq a+1 つまり、 a1=22|a-1| = 2\sqrt{2} または a+1=22a+1 = 2\sqrt{2} です。
a1=22|a-1| = 2\sqrt{2} より、a1=22a - 1 = 2\sqrt{2} または a1=22a - 1 = -2\sqrt{2}
a=1+22a = 1 + 2\sqrt{2} または a=122a = 1 - 2\sqrt{2}aa は正の定数であるため、a=1+22a = 1 + 2\sqrt{2}
a+1=22a+1 = 2\sqrt{2} より、a=221a = 2\sqrt{2} - 1
したがって、a1=22|a-1| = 2\sqrt{2} より、a=1+22a = 1+2\sqrt{2} または a=122a = 1-2\sqrt{2}
a>0a>0 より、a=1+22a = 1+2\sqrt{2}
(2) 2つの円 C1C_1C3C_3 が共有点を持つ条件について考えます。
C1C_1 の中心は (2,1)(-2, 1) で、半径は 11 です。
C3C_3 の中心は (0,0)(0, 0) で、半径は bb です。
2つの円が共有点を持つためには、中心間の距離が、半径の和以下かつ半径の差以上である必要があります。中心間の距離 dd' は、
d=(20)2+(10)2=4+1=5d' = \sqrt{(-2 - 0)^2 + (1 - 0)^2} = \sqrt{4 + 1} = \sqrt{5}
したがって、1bdb+1|1-b| \leq d' \leq b+1 。つまり、b15b+1|b-1| \leq \sqrt{5} \leq b+1 です。
b15|b-1| \leq \sqrt{5} より、5b15-\sqrt{5} \leq b-1 \leq \sqrt{5}
15b1+51-\sqrt{5} \leq b \leq 1+\sqrt{5}
b+15b+1 \geq \sqrt{5} より、b51b \geq \sqrt{5}-1
b>0b > 0 であることと、15<01 - \sqrt{5} < 0 より、15b1+51 - \sqrt{5} \leq b \leq 1 + \sqrt{5}
つまり、0<b1+50 < b \leq 1+\sqrt{5} です。
以上より、51b1+5\sqrt{5}-1 \leq b \leq 1 + \sqrt{5}です。b>0b>0より、512.21=1.2>0\sqrt{5}-1 \approx 2.2-1=1.2>0なので、この範囲で良いです。

3. 最終的な答え

(1) a=221a = 2\sqrt{2} - 1 または a=22+1a = 2\sqrt{2} + 1
(2) 51b5+1\sqrt{5} - 1 \leq b \leq \sqrt{5} + 1

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