等差数列 $\{a_n\}$ があり、$a_4 = 28$, $a_{10} = 76$ である。また、数列 $\{b_n\}$ があり、$b_n = n^2 - n + 2$ である。 (1) 数列 $\{a_n\}$ の一般項 $a_n$ と、初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ を求める。 (2) 数列 $\{b_n\}$ の階差数列を $\{c_n\}$ とするとき、数列 $\{c_n\}$ の一般項 $c_n$ を求める。 (3) (1), (2) で求めた $S_n$, $c_n$ に対して、次の連立不等式を満たす整数 $x, y$ の組 $(x, y)$ の個数を $A_n$ とする。 $1 \le x \le c_n$ $1 \le y \le S_n$ $x^2 \le y \le 4x^2$ (i) $A_2$ を求めよ。 (ii) $A_n$ を求めよ。
2025/8/13
1. 問題の内容
等差数列 があり、, である。また、数列 があり、 である。
(1) 数列 の一般項 と、初項から第 項までの和 を求める。
(2) 数列 の階差数列を とするとき、数列 の一般項 を求める。
(3) (1), (2) で求めた , に対して、次の連立不等式を満たす整数 の組 の個数を とする。
(i) を求めよ。
(ii) を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 等差数列 の一般項を とおく。、 より、連立方程式を解くと、 より 、。よって、。
。
(2) は の階差数列なので、 である。
より、。
よって、。
(3)
(i) のとき、、 である。連立不等式は
これを満たす整数 の組の個数を求める。
のとき、 なので、 の 4 個。
のとき、 なので、 の 13 個。
のとき、 だが、 なので、 より、 の 8 個。
のとき、 だが、 なので、 の 1 個。
よって、。
(ii)
を固定して の範囲を考える。。
より、 が常に成立するので、 である。
の個数は 個。
したがって、
。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)
(3) (i)
(ii)