$x > 1$ のとき、$x + \frac{1}{x-1}$ の最小値と、最小値となるときの $x$ の値を求める問題です。

代数学不等式相加相乗平均最小値数式変形
2025/8/14

1. 問題の内容

x>1x > 1 のとき、x+1x1x + \frac{1}{x-1} の最小値と、最小値となるときの xx の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

相加相乗平均の不等式を利用します。
x>1x>1 であるから、x1>0x-1>0
x+1x1x + \frac{1}{x-1}x1x-1 を含む形に変形します。
x+1x1=(x1)+1x1+1x + \frac{1}{x-1} = (x-1) + \frac{1}{x-1} + 1
(x1)+1x1(x-1) + \frac{1}{x-1} に対して相加相乗平均の不等式を適用します。
x1>0x-1 > 0 より、
(x1)+1x12(x1)1x1=21=2(x-1) + \frac{1}{x-1} \geq 2\sqrt{(x-1) \cdot \frac{1}{x-1}} = 2\sqrt{1} = 2
したがって、
x+1x1=(x1)+1x1+12+1=3x + \frac{1}{x-1} = (x-1) + \frac{1}{x-1} + 1 \geq 2 + 1 = 3
最小値は3です。
等号成立は、(x1)=1x1(x-1) = \frac{1}{x-1} のとき、つまり (x1)2=1(x-1)^2 = 1 のときです。
x>1x > 1 より、x1>0x-1 > 0 なので、x1=1x-1 = 1
よって、x=2x = 2 です。

3. 最終的な答え

最小値は 3 であり、最小値となるときの xx の値は 2 です。

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