与えられた2次方程式に関する問題です。 (1) 2次方程式 $3x^2 - 9x + k = 0$ が実数解をもたないときの、定数 $k$ の値の範囲を求める。 (2) 2次方程式 $16x^2 + 4x + k = 0$ が重解をもつときの、定数 $k$ の値と、そのときの解を求める。

代数学二次方程式判別式実数解重解
2025/8/14

1. 問題の内容

与えられた2次方程式に関する問題です。
(1) 2次方程式 3x29x+k=03x^2 - 9x + k = 0 が実数解をもたないときの、定数 kk の値の範囲を求める。
(2) 2次方程式 16x2+4x+k=016x^2 + 4x + k = 0 が重解をもつときの、定数 kk の値と、そのときの解を求める。

2. 解き方の手順

(1)
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が実数解をもたない条件は、判別式 D=b24ac<0D = b^2 - 4ac < 0 です。
この問題では、a=3a = 3, b=9b = -9, c=kc = k なので、判別式 DD
D=(9)24(3)(k)=8112kD = (-9)^2 - 4(3)(k) = 81 - 12k
実数解をもたない条件 D<0D < 0 を適用すると、
8112k<081 - 12k < 0
12k>8112k > 81
k>8112=274k > \frac{81}{12} = \frac{27}{4}
(2)
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が重解をもつ条件は、判別式 D=b24ac=0D = b^2 - 4ac = 0 です。
この問題では、a=16a = 16, b=4b = 4, c=kc = k なので、判別式 DD
D=(4)24(16)(k)=1664kD = (4)^2 - 4(16)(k) = 16 - 64k
重解をもつ条件 D=0D = 0 を適用すると、
1664k=016 - 64k = 0
64k=1664k = 16
k=1664=14k = \frac{16}{64} = \frac{1}{4}
k=14k = \frac{1}{4}16x2+4x+k=016x^2 + 4x + k = 0 に代入すると、
16x2+4x+14=016x^2 + 4x + \frac{1}{4} = 0
64x2+16x+1=064x^2 + 16x + 1 = 0
(8x+1)2=0(8x + 1)^2 = 0
8x+1=08x + 1 = 0
x=18x = -\frac{1}{8}

3. 最終的な答え

(1) k>274k > \frac{27}{4}
(2) k=14k = \frac{1}{4}, 解は x=18x = -\frac{1}{8}

「代数学」の関連問題

与えられた式 $x + y = 4$ を $x$ について解き、$x =$ の形で表す問題です。

一次方程式式の変形移項
2025/8/14

2桁の自然数Aの十の位の数字を$m$、一の位の数字を$n$としたとき、Aの十の位と一の位を入れ替えてできる数をBとする。このとき、AとBの和が11の倍数になることを示すため、空欄を埋める問題です。

整数文字式数の表現代数
2025/8/14

3つの続いた偶数の和が6の倍数になることを、空欄を埋める形式で説明する問題です。$n$を整数としたとき、3つの続いた偶数を$2n$、ア、イと表し、それらの和を計算し、6の倍数になることを示します。

整数の性質代数数式処理倍数
2025/8/14

与えられた式 $2ab^2 \times (3b)^2 \div (-3ab)^2$ を計算します。

式の計算指数法則分数
2025/8/14

与えられた数式 $ (-a)^3 \times 3a \div (-9a)^2 $ を計算し、できる限り簡単にします。

式の計算代数簡約累乗
2025/8/14

与えられた式 $x^2 \times 10y^3 \div (-5xy)$ を計算します。

式の計算単項式多項式代数
2025/8/14

与えられた式 $8a^2b \div 4ab^2 \times 2$ を計算します。

式の計算分数式代数
2025/8/14

与えられた式 $(-3ab) \times b \div 5a$ を計算せよ。

式の計算代数式分数式文字式
2025/8/14

与えられた数式 $9a^3 \div (-3a)^2 \div a$ を計算します。

式の計算指数法則単項式
2025/8/14

与えられた数式 $8x^3 \div (-2x)^2 \div x$ を計算します。

式の計算単項式多項式指数法則
2025/8/14