各2次関数について、次の手順で値域を求めます。
(1) 平方完成を行い、頂点の座標を求める。
(2) 定義域の端点におけるyの値を求める。
(3) 頂点のy座標と端点のy座標を比較し、最大値と最小値を求める。
(4) 値域を記述する。
(1) y=−2x2−8x+3 平方完成を行います。
y=−2(x2+4x)+3 y=−2(x2+4x+4−4)+3 y=−2((x+2)2−4)+3 y=−2(x+2)2+8+3 y=−2(x+2)2+11 頂点の座標は(−2,11)です。 定義域は−3≤x≤2です。 x=−3のとき、y=−2(−3+2)2+11=−2(1)+11=9 x=2のとき、y=−2(2+2)2+11=−2(16)+11=−32+11=−21 頂点のx座標−2は定義域に含まれているため、頂点のy座標11は値域に含まれます。 したがって、最大値は11、最小値は-21です。
値域は −21≤y≤11 (2) y=21x2−2x+1 平方完成を行います。
y=21(x2−4x)+1 y=21(x2−4x+4−4)+1 y=21((x−2)2−4)+1 y=21(x−2)2−2+1 y=21(x−2)2−1 頂点の座標は(2,−1)です。 定義域は−2≤x≤4です。 x=−2のとき、y=21(−2−2)2−1=21(16)−1=8−1=7 x=4のとき、y=21(4−2)2−1=21(4)−1=2−1=1 頂点のx座標2は定義域に含まれているため、頂点のy座標-1は値域に含まれます。
したがって、最大値は7、最小値は-1です。
値域は −1≤y≤7