2次方程式 $x^2 - 4x - 2m = 0$ (ここで $m$ は整数) が整数解 $a$ を持つとき、$m$ が偶数であることを示す問題です。

代数学二次方程式整数解因数分解整数の性質証明
2025/8/14

1. 問題の内容

2次方程式 x24x2m=0x^2 - 4x - 2m = 0 (ここで mm は整数) が整数解 aa を持つとき、mm が偶数であることを示す問題です。

2. 解き方の手順

まず、x=ax = a がこの2次方程式の解であることから、
aa を方程式に代入すると、
a24a2m=0a^2 - 4a - 2m = 0
という関係が成り立ちます。この式を 2m2m について解くと、
2m=a24a2m = a^2 - 4a
両辺を2で割ると、
m=a24a2m = \frac{a^2 - 4a}{2}
m=a(a4)2m = \frac{a(a-4)}{2}
ここで、mm が整数であるためには、a(a4)2\frac{a(a-4)}{2} が整数でなければなりません。
aa が整数のとき、a4a-4 も整数なので、a(a4)a(a-4) は整数です。
a(a4)2\frac{a(a-4)}{2} が整数になるためには、a(a4)a(a-4) が偶数であることが必要十分条件です。
a(a4)a(a-4) が偶数になるのは、aa が偶数または a4a-4 が偶数のときです。
もし aa が偶数ならば、a=2ka = 2kkk は整数)と書けます。このとき、m=2k(2k4)2=k(2k4)=2k(k2)m = \frac{2k(2k-4)}{2} = k(2k-4) = 2k(k-2) となり、mm は偶数です。
もし aa が奇数ならば、a=2k+1a = 2k+1kk は整数)と書けます。このとき、a4=2k+14=2k3a-4 = 2k+1 - 4 = 2k-3 も奇数なので、a(a4)a(a-4) は奇数 ×\times 奇数 = 奇数となり、a(a4)2\frac{a(a-4)}{2} が整数になることはありません。
したがって、aa は偶数でなければならず、a=2ka = 2k と書けるとき、m=a(a4)2=2k(k2)m = \frac{a(a-4)}{2} = 2k(k-2) となり、mm は偶数であることが示されました。

3. 最終的な答え

mm は偶数である。

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