四面体OABCにおいて、辺OAを1:3に内分する点をD, 辺OBの中点をE, 辺OCの中点をFとする。三角形DEFの重心をGとし、直線OGと平面ABCの交点をPとする。 (1) $\vec{OD}$を$\vec{OA}$を用いて表し、$\vec{OG}$を$\vec{OA}$, $\vec{OB}$, $\vec{OC}$を用いて表す。 (2) $\vec{OP} = k\vec{OG}$とおくとき、$k$の値を求め、OG:GPを求める。

幾何学ベクトル空間図形四面体重心内分
2025/8/14

1. 問題の内容

四面体OABCにおいて、辺OAを1:3に内分する点をD, 辺OBの中点をE, 辺OCの中点をFとする。三角形DEFの重心をGとし、直線OGと平面ABCの交点をPとする。
(1) OD\vec{OD}OA\vec{OA}を用いて表し、OG\vec{OG}OA\vec{OA}, OB\vec{OB}, OC\vec{OC}を用いて表す。
(2) OP=kOG\vec{OP} = k\vec{OG}とおくとき、kkの値を求め、OG:GPを求める。

2. 解き方の手順

(1)
DはOAを1:3に内分するので、OD=14OA\vec{OD} = \frac{1}{4} \vec{OA}
EはOBの中点なので、OE=12OB\vec{OE} = \frac{1}{2} \vec{OB}
FはOCの中点なので、OF=12OC\vec{OF} = \frac{1}{2} \vec{OC}
Gは三角形DEFの重心なので、
OG=OD+OE+OF3=14OA+12OB+12OC3=112OA+16OB+16OC\vec{OG} = \frac{\vec{OD} + \vec{OE} + \vec{OF}}{3} = \frac{\frac{1}{4}\vec{OA} + \frac{1}{2}\vec{OB} + \frac{1}{2}\vec{OC}}{3} = \frac{1}{12} \vec{OA} + \frac{1}{6} \vec{OB} + \frac{1}{6} \vec{OC}
(2)
OP=kOG=k(112OA+16OB+16OC)\vec{OP} = k\vec{OG} = k (\frac{1}{12} \vec{OA} + \frac{1}{6} \vec{OB} + \frac{1}{6} \vec{OC})
Pは平面ABC上にあるので、OP=sOA+tOB+uOC\vec{OP} = s\vec{OA} + t\vec{OB} + u\vec{OC}とおくと、s+t+u=1s+t+u=1を満たす。
したがって、s=k12s = \frac{k}{12}, t=k6t = \frac{k}{6}, u=k6u = \frac{k}{6}であり、
k12+k6+k6=1\frac{k}{12} + \frac{k}{6} + \frac{k}{6} = 1
k12+2k12+2k12=1\frac{k}{12} + \frac{2k}{12} + \frac{2k}{12} = 1
5k12=1\frac{5k}{12} = 1
k=125k = \frac{12}{5}
OP=125OG\vec{OP} = \frac{12}{5} \vec{OG}より、OG:OP=5:12OG:OP = 5:12
したがって、OG:GP=5:(125)=5:7OG:GP = 5:(12-5) = 5:7

3. 最終的な答え

(1) OD=14OA\vec{OD} = \frac{1}{4} \vec{OA}
OG=112OA+16OB+16OC\vec{OG} = \frac{1}{12} \vec{OA} + \frac{1}{6} \vec{OB} + \frac{1}{6} \vec{OC}
(2) k=125k = \frac{12}{5}
OG:GP = 5:7

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