問題は2つあります。 (1) 関数 $y = \frac{1}{3}x^2$ 上の点A, Bのx座標がそれぞれ-6, 6であり、線分AB上の点Qのx座標が点Pのx座標$a$と等しいとき、点Pのx座標$a$の範囲 $-2 \leq a \leq 3$ における線分PQの長さ$b$の範囲を求めます。 (2) 点Pのx座標が-3のとき、点Bと点Pを通る直線とy軸との交点Rの座標を求めます。

代数学二次関数放物線線分座標連立方程式
2025/8/14

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(1) 関数 y=13x2y = \frac{1}{3}x^2 上の点A, Bのx座標がそれぞれ-6, 6であり、線分AB上の点Qのx座標が点Pのx座標aaと等しいとき、点Pのx座標aaの範囲 2a3-2 \leq a \leq 3 における線分PQの長さbbの範囲を求めます。
(2) 点Pのx座標が-3のとき、点Bと点Pを通る直線とy軸との交点Rの座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 線分ABの方程式を求めます。点A(-6, 12), B(6, 12)を通るので、線分ABはy = 12です。点Pは曲線 y=13x2y = \frac{1}{3}x^2 上にあるので、点Pの座標は (a,13a2)(a, \frac{1}{3}a^2) です。よって、線分PQの長さbbは、b=1213a2b = 12 - \frac{1}{3}a^2 となります。
aaの範囲が 2a3-2 \leq a \leq 3 のとき、bbの最大値を求めます。b=1213a2b = 12 - \frac{1}{3}a^2 は上に凸の放物線であるため、a=0a = 0のとき最大値をとります。
a=0a = 0のとき、b=1213(0)2=12b = 12 - \frac{1}{3}(0)^2 = 12 です。
次に、bbの最小値を求めます。a=2a = -2のとき、b=1213(2)2=1243=323b = 12 - \frac{1}{3}(-2)^2 = 12 - \frac{4}{3} = \frac{32}{3}
a=3a = 3のとき、b=1213(3)2=123=9b = 12 - \frac{1}{3}(3)^2 = 12 - 3 = 9
よって、9b129 \leq b \leq 12
(2) 点B(6, 12)と点Pのx座標が-3のとき、点Pのy座標は y=13(3)2=13(9)=3y = \frac{1}{3}(-3)^2 = \frac{1}{3}(9) = 3 なので、P(-3, 3)です。
点B(6, 12)と点P(-3, 3)を通る直線の方程式を求めます。
傾きは1236(3)=99=1\frac{12-3}{6-(-3)} = \frac{9}{9} = 1なので、直線の方程式は y=x+cy = x + c の形になります。点B(6, 12)を通るので、12=6+c12 = 6 + cより、c=6c = 6となります。したがって、直線BPの方程式は y=x+6y = x + 6 です。
点Rは直線BPとy軸との交点なので、x = 0を代入すると、y=0+6=6y = 0 + 6 = 6
よって、点Rの座標は(0, 6)です。

3. 最終的な答え

(1) 9b129 \leq b \leq 12
(2) (0, 6)

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