不等式の証明は、一般的に両辺の差を計算し、それが正であることを示すことで行います。 今回の場合、両辺が正であるため、2乗したもので比較することで、ルートをなくし、計算を簡単にします。
まず、両辺を2乗します。
(3a+2b)2=9a+12ab+4b (9a+4b)2=9a+4b 次に、両辺の差を計算します。
(9a+12ab+4b)−(9a+4b)=12ab ここで、a>0、 b>0 より、ab>0 なので、12ab>0 となります。 したがって、 (3a+2b)2>(9a+4b)2 が成り立ちます。 3a+2b>0、9a+4b>0 であるので、3a+2b>9a+4b が成り立ちます。