問題は以下の3つの部分に分かれています。 [1] 3点(1, 4), (-1, -2), (-2, 1)を通る放物線の方程式を求め、その係数を答える問題です。 [2] 関数 $y = 2x^2 - 8x + 3$ (定義域 $0 \le x \le a$) について、軸、最小値、最大値を求める問題です。 [3] 2次不等式 $m(x+2) > -(x^2+2x+1)$ の解がすべての実数となるような定数 $m$ の範囲を求める問題です。

代数学二次関数放物線連立方程式二次不等式判別式
2025/8/14

1. 問題の内容

問題は以下の3つの部分に分かれています。
[1] 3点(1, 4), (-1, -2), (-2, 1)を通る放物線の方程式を求め、その係数を答える問題です。
[2] 関数 y=2x28x+3y = 2x^2 - 8x + 3 (定義域 0xa0 \le x \le a) について、軸、最小値、最大値を求める問題です。
[3] 2次不等式 m(x+2)>(x2+2x+1)m(x+2) > -(x^2+2x+1) の解がすべての実数となるような定数 mm の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

[1]
求める放物線を y=Ax2+Bx+Cy = Ax^2 + Bx + C とおきます。3点の座標を代入して連立方程式を立てます。
* (1, 4) を代入: A+B+C=4A + B + C = 4
* (-1, -2) を代入: AB+C=2A - B + C = -2
* (-2, 1) を代入: 4A2B+C=14A - 2B + C = 1
1つ目の式から2つ目の式を引くと 2B=62B = 6 より B=3B = 3 が得られます。
1つ目の式から3つ目の式を引くと 3A+3B=3-3A + 3B = 3 より 3A+9=3-3A + 9 = 3 なので A=2A=2 が得られます。
A+B+C=4A + B + C = 4A=2,B=3A = 2, B = 3 を代入すると 2+3+C=42 + 3 + C = 4 より C=1C = -1 が得られます。
したがって、y=2x2+3x1y = 2x^2 + 3x - 1 です。
[2]
y=2x28x+3=2(x24x)+3=2(x24x+4)+38=2(x2)25y = 2x^2 - 8x + 3 = 2(x^2 - 4x) + 3 = 2(x^2 - 4x + 4) + 3 - 8 = 2(x - 2)^2 - 5
(1) 軸は x=2x = 2
(2)
(i) 0<a<20 < a < 2 のとき、最小値は x=ax = a でとる。y=2a28a+3y = 2a^2 - 8a + 3
(ii) 2a2 \le a のとき、最小値は x=2x = 2 でとる。y=5y = -5
(3)
(i) 0<a<40 < a < 4 のとき、x=0x=0で最大値をとる。y=3y = 3
(ii) a=4a = 4 のとき、x=0x=0で最大値をとる。y=3y = 3
(iii) 4<a4 < a のとき、x=ax = a で最大値をとる。y=2a28a+3y = 2a^2 - 8a + 3
[3]
m(x+2)>(x2+2x+1)m(x+2) > -(x^2 + 2x + 1)
m(x+2)>(x+1)2m(x+2) > -(x+1)^2
m(x+2)+(x+1)2>0m(x+2) + (x+1)^2 > 0
x2+(2+m)x+(1+2m)>0x^2 + (2 + m)x + (1 + 2m) > 0
これがすべての実数 xx で成り立つためには、判別式 D<0D < 0 である必要があります。
D=(2+m)24(1+2m)=m2+4m+448m=m24m=m(m4)D = (2+m)^2 - 4(1 + 2m) = m^2 + 4m + 4 - 4 - 8m = m^2 - 4m = m(m-4)
m(m4)<0m(m-4) < 0 より 0<m<40 < m < 4

3. 最終的な答え

[1] ア:2, イ:3, ウ:1
[2] エ:4, オ:7, カ:9, キ:2, ク:6, ケ:0, コ:3, サ:0, シ:0, ス:3, セ:7, ソ:9
[3] タ:0, チ:4

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