$a > 0$ のとき、不等式 $2a + \frac{3}{a} \geq 2\sqrt{6}$ を証明し、等号が成立する条件を求めます。

代数学不等式相加平均・相乗平均等号成立条件
2025/8/14

1. 問題の内容

a>0a > 0 のとき、不等式 2a+3a262a + \frac{3}{a} \geq 2\sqrt{6} を証明し、等号が成立する条件を求めます。

2. 解き方の手順

相加平均・相乗平均の不等式を利用します。a>0a > 0 なので、2a>02a > 0 かつ 3a>0\frac{3}{a} > 0 です。したがって、相加平均・相乗平均の不等式より、
2a+3a22a3a\frac{2a + \frac{3}{a}}{2} \geq \sqrt{2a \cdot \frac{3}{a}}
2a+3a262a + \frac{3}{a} \geq 2\sqrt{6}
これで、不等式 2a+3a262a + \frac{3}{a} \geq 2\sqrt{6} が証明できました。
等号が成立するのは、相加平均・相乗平均の不等式において、2a=3a2a = \frac{3}{a} が成り立つときです。
2a2=32a^2 = 3
a2=32a^2 = \frac{3}{2}
a=32a = \sqrt{\frac{3}{2}}a>0a>0 より)
a=62a = \frac{\sqrt{6}}{2}

3. 最終的な答え

不等式 2a+3a262a + \frac{3}{a} \geq 2\sqrt{6} は証明された。
等号成立条件は a=62a = \frac{\sqrt{6}}{2}

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