2直線 $l: y = 2x + a$ と $m: y = -\frac{2}{3}x - 3$ が点Aで交わっています。直線 $l$ とy軸の交点をB、直線 $m$ とy軸の交点をCとします。線分BCの長さが8であり、$a > 0$ であるとき、以下の問いに答えます。 (1) 定数 $a$ の値を求めなさい。 (2) 点Aの座標を求めなさい。 (3) 点Aを通り、三角形ABCの面積を2等分する直線の式を求めなさい。

代数学連立方程式一次関数交点図形
2025/8/14

1. 問題の内容

2直線 l:y=2x+al: y = 2x + am:y=23x3m: y = -\frac{2}{3}x - 3 が点Aで交わっています。直線 ll とy軸の交点をB、直線 mm とy軸の交点をCとします。線分BCの長さが8であり、a>0a > 0 であるとき、以下の問いに答えます。
(1) 定数 aa の値を求めなさい。
(2) 点Aの座標を求めなさい。
(3) 点Aを通り、三角形ABCの面積を2等分する直線の式を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 定数 aa の値を求める。
点Bは直線 ll のy軸との交点なので、座標は (0,a)(0, a) となります。
点Cは直線 mm のy軸との交点なので、座標は (0,3)(0, -3) となります。
線分BCの長さが8なので、a(3)=8a - (-3) = 8 または 3a=8-3 - a = 8 となります。
a>0a > 0 より、a+3=8a + 3 = 8 となるので、a=5a = 5
(2) 点Aの座標を求める。
点Aは2直線 llmm の交点なので、連立方程式
y=2x+5y = 2x + 5
y=23x3y = -\frac{2}{3}x - 3
を解きます。
2x+5=23x32x + 5 = -\frac{2}{3}x - 3
6x+15=2x96x + 15 = -2x - 9
8x=248x = -24
x=3x = -3
y=2(3)+5=6+5=1y = 2(-3) + 5 = -6 + 5 = -1
したがって、点Aの座標は (3,1)(-3, -1)
(3) 点Aを通り、三角形ABCの面積を2等分する直線の式を求める。
三角形ABCの面積を2等分する直線は、辺BCの中点を通ります。
BCの中点Mの座標は、(0+02,5+(3)2)=(0,1)\left( \frac{0 + 0}{2}, \frac{5 + (-3)}{2} \right) = (0, 1)
点A (3,1)(-3, -1) と点M (0,1)(0, 1) を通る直線の式を y=kx+by = kx + b とおきます。
点Mを通るので、1=k(0)+b1 = k(0) + b より、b=1b = 1
点Aを通るので、1=k(3)+1-1 = k(-3) + 1
2=3k-2 = -3k
k=23k = \frac{2}{3}
したがって、求める直線の式は y=23x+1y = \frac{2}{3}x + 1

3. 最終的な答え

(1) a=5a = 5
(2) Aの座標: (3,1)(-3, -1)
(3) y=23x+1y = \frac{2}{3}x + 1

「代数学」の関連問題

与えられた連立方程式を解く問題です。 (1) $\frac{x+y}{3} = \frac{x+1}{2} = 4$ (2) $2x+3y = y-2x = -9x-2y-3$

連立方程式一次方程式
2025/8/14

一次方程式 $0 = \frac{2}{3}x - 1$ を解いて、$x$ の値を求める問題です。途中式に $-\frac{2}{3}x = -1$ があります。

一次方程式方程式解法
2025/8/14

次の方程式を解く。 (1) $x^4 - 7x^2 + 12 = 0$ (2) $x^3 - 6x^2 + 11x - 6 = 0$ (3) $x^3 - x + 6 = 0$

方程式多項式因数分解複素数
2025/8/14

項数 $m$ の2つの等差数列 $\{a_n\}$ と $\{b_n\}$ があります。 $\{a_n\} = 1, 2, 3, 4, \dots, m-2, m-1, m$ $\{b_n\} = m...

数列最大値等差数列和の公式平方完成
2025/8/14

与えられた整式を、指定された一次式で割ったときの余りを求める問題です。余剰の定理を使います。

整式剰余の定理多項式
2025/8/14

問題文から、$a_n$ は初項1、公差1、項数 $m$ の等差数列であることがわかります。しかし、$b_n$については情報が不足しており、問題を解くことができません。問題を特定するためには、$b_n$...

数列等差数列問題分析
2025/8/14

多項式 $P(x) = 3x^2 + 2x - 1$ が与えられたとき、$P(0)$ と $P(-1)$ の値を求める問題です。

多項式関数の値代入
2025/8/14

与えられた式は $x^3 + x^2 - 3x - 1 = B(x-1) - 3x + 1$ です。この式から $B$ を求めることが問題です。

多項式因数分解式の変形
2025/8/14

数列 $\{a_n\}$ の初項 $a_1$ から第 $n$ 項 $a_n$ までの和 $S_n$ が $S_n = n^3 + 3n^2 + 2n$ であるとする。 (1) $a_1, a_2$ を...

数列級数部分分数分解
2025/8/14

与えられた漸化式で定義される数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めます。 (1) $a_1 = 4, \ 2a_{n+1} = a_n \ (n = 1, 2, ...)$ (2) $a_1 = 1...

数列漸化式等比数列階差数列
2025/8/14