(1) 点Aの座標を求める。
点Aは直線①と直線②の交点なので、連立方程式を解く。
$\begin{cases}
y = \frac{3}{4}x + 6 \\
y = \frac{3}{2}x
\end{cases}$
43x+6=23x 6=23x−43x 6=46x−43x 6=43x x=6⋅34=8 y=23⋅8=12 よって、点Aの座標は (8,12)。 (2) 直線BCの式を求める。
点Bは直線①とx軸の交点なので、y=0 を代入して x を求める。 0=43x+6 −43x=6 x=6⋅(−34)=−8 よって、点Bの座標は (−8,0)。 点Cは直線②上の点でx座標が-2なので、x=−2 を代入して y を求める。 y=23⋅(−2)=−3 よって、点Cの座標は (−2,−3)。 直線BCの式を y=ax+b とおく。 $\begin{cases}
0 = -8a + b \\
-3 = -2a + b
\end{cases}$
上の式から下の式を引くと、
a=−21 0=−8(−21)+b よって、直線BCの式は y=−21x−4。 (3) △ABC=△ADC となるようなy軸上の点Dの座標をすべて求める。 点Dはy軸上にあるので、座標を (0,d) とする。 △ABC と △ADC の面積が等しいということは、底辺をACと見たとき、点Bと点Dが直線ACからの距離が等しいということである。つまり、点Bと点Dは直線ACに関して対称な位置にあるか、点B、C、Dが同一直線上に並んでいる。 しかし、点B、Cは同一直線上に存在するので点Dもこの直線上にあると、面積が0になってしまうので△ABC=△ADCとはならない。 点A(8,12)と点C(−2,−3)を通る直線ACの方程式は、 傾きは8−(−2)12−(−3)=1015=23 なので、 y=23x+k と表せる。 点Cを通るので、−3=23(−2)+k より、 −3=−3+k なので、 k=0 直線ACの式は y=23x である。 点B (−8,0) を通る直線ACに平行な直線 y=23x+l を考える。 0=23(−8)+l より、 0=−12+l なので、l=12 y=23x+12 この直線とy軸の交点はDの候補となるので、y軸との交点は (0,12) これは点Aと同じなので、点A,C,Dが一直線上にある場合は除く。
もう一つは、直線ACに対してBとDが対称となる場合。
ACは直線y=23xなので、点(x,y)のACに関する対称点の座標は (4+9x(4−9)+12y,4+9y(9−4)+12x)=(13−5x+12y,135y+12x) BのACに関する対称点は
(13−5(−8)+12(0),135(0)+12(−8))=(1340,13−96) 点Bを通り直線ACに垂直な直線はy=−32x+n 0=−32(−8)+n 0=316+n n=−316 y=−32x−316 この直線と直線ACの交点は、
23x=−32x−316 69x=−64x−632 613x=−632 x=−1332 y=23(−1332)=−1348 交点(13−32,13−48) 点DはBの対称点なので、
13−32=2−8+x, 13−48=20+y x=13−64+8=13−64+104=1340 y=13−96 点Dはy軸上にあるので、x=0である Dは(0,d)なので、BDの中点がAC上にあり、ACに垂直な直線上にある △ABC=21∣(8(0−(−3))+(−8)(−3−12)+(−2)(12−0)∣ =21∣24+120−24∣=21∣120∣=60 △ADC=21∣(8(−3−d)+(−2)(d−12)+0(12−(−3))∣ =21∣−24−8d−2d+24∣=21∣−10d∣=5∣d∣ d=12 or d=−12 よって、点Dの座標は (0,12) または (0,−12)。