$a$ を定数とする。2次方程式 $3x^2 - 2ax - a + 8 = 0$ の解の種類を判別する問題です。$a$ の値の範囲によって、異なる2つの実数解、重解、異なる2つの虚数解のいずれになるかを答えます。

代数学二次方程式判別式解の判別解の公式
2025/8/19

1. 問題の内容

aa を定数とする。2次方程式 3x22axa+8=03x^2 - 2ax - a + 8 = 0 の解の種類を判別する問題です。aa の値の範囲によって、異なる2つの実数解、重解、異なる2つの虚数解のいずれになるかを答えます。

2. 解き方の手順

まず、2次方程式の判別式 DD を計算します。
D=b24acD = b^2 - 4ac (ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 のとき)
この問題では、a=3a=3, b=2ab=-2a, c=a+8c = -a + 8 なので、
D=(2a)24(3)(a+8)=4a2+12a96=4(a2+3a24)D = (-2a)^2 - 4(3)(-a+8) = 4a^2 + 12a - 96 = 4(a^2 + 3a - 24)
判別式 DD の符号によって解の種類が決定されます。
* D>0D > 0 のとき、異なる2つの実数解
* D=0D = 0 のとき、重解
* D<0D < 0 のとき、異なる2つの虚数解
D=4(a2+3a24)=0D = 4(a^2 + 3a - 24) = 0 となる aa を求めます。
a2+3a24=0a^2 + 3a - 24 = 0
解の公式より、a=3±324(1)(24)2=3±9+962=3±1052a = \frac{-3 \pm \sqrt{3^2 - 4(1)(-24)}}{2} = \frac{-3 \pm \sqrt{9 + 96}}{2} = \frac{-3 \pm \sqrt{105}}{2}
したがって、a=3+1052a = \frac{-3 + \sqrt{105}}{2} または a=31052a = \frac{-3 - \sqrt{105}}{2} のときに重解となります。
問題の形式に合わせて解答するため、a2+3a24>0a^2+3a-24 > 0となる範囲を求めます。a2+3a24=0a^2+3a-24=0の解は、a=3±1052a = \frac{-3 \pm \sqrt{105}}{2}なので、a<31052a < \frac{-3 - \sqrt{105}}{2} または a>3+1052a > \frac{-3 + \sqrt{105}}{2}のとき、D>0D>0
a2+3a24<0a^2+3a-24 < 0となる範囲は、31052<a<3+1052\frac{-3 - \sqrt{105}}{2} < a < \frac{-3 + \sqrt{105}}{2}のとき、D<0D<0
105\sqrt{105}100=10\sqrt{100}=10 より少し大きいので、10510\sqrt{105} \approx 10 とすると、3±102\frac{-3 \pm 10}{2} より 132=6.5\frac{-13}{2}=-6.572=3.5\frac{7}{2}=3.5 付近となります。
ア=3+1052\frac{-3+\sqrt{105}}{2}、イ=①、ウ=105、エ=②、オ=3+1052\frac{-3+\sqrt{105}}{2}、カ=③

3. 最終的な答え

ア: 3+1052\frac{-3 + \sqrt{105}}{2}
イ: ①
ウ: 105
エ: ②
オ: 3+1052\frac{-3 + \sqrt{105}}{2}
カ: ③

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