三角形ABCの外心Oが与えられており、$\angle BAC = 50^\circ$、$\angle ABO = 40^\circ$である。このとき、$\angle P$の大きさを求める。ここで、点Pは線分BOと線分ACの交点である。

幾何学幾何三角形外心角度
2025/4/7

1. 問題の内容

三角形ABCの外心Oが与えられており、BAC=50\angle BAC = 50^\circABO=40\angle ABO = 40^\circである。このとき、P\angle Pの大きさを求める。ここで、点Pは線分BOと線分ACの交点である。

2. 解き方の手順

まず、三角形の外心の性質より、OA=OB=OCOA=OB=OCとなる。
三角形OABはOA=OBOA=OBの二等辺三角形であるから、OAB=OBA=40\angle OAB = \angle OBA = 40^\circとなる。
次に、ACB\angle ACBの大きさを求める。
OAC=BACOAB=5040=10\angle OAC = \angle BAC - \angle OAB = 50^\circ - 40^\circ = 10^\circ
OBC=ABCABO\angle OBC = \angle ABC - \angle ABO
三角形ABCの内角の和は180180^\circなので、ABC+ACB+BAC=180\angle ABC + \angle ACB + \angle BAC = 180^\circ
ABC+ACB+50=180\angle ABC + \angle ACB + 50^\circ = 180^\circ
ABC+ACB=130\angle ABC + \angle ACB = 130^\circ
また、外心の性質から、BOC=2BAC=2×50=100\angle BOC = 2 \angle BAC = 2 \times 50^\circ = 100^\circ
三角形OBCはOB=OCOB=OCの二等辺三角形なので、OBC=OCB=(180100)/2=40\angle OBC = \angle OCB = (180^\circ - 100^\circ)/2 = 40^\circ
よって、ABC=ABO+OBC=40+40=80\angle ABC = \angle ABO + \angle OBC = 40^\circ + 40^\circ = 80^\circ
ACB=130ABC=13080=50\angle ACB = 130^\circ - \angle ABC = 130^\circ - 80^\circ = 50^\circ
したがって、OCB=40\angle OCB = 40^\circ, OAC=10\angle OAC = 10^\circ.
三角形APBにおいて、ABP=40\angle ABP = 40^\circ, BAP=50\angle BAP = 50^\circ.
APB=180(PAB+ABP)=180(50+40)=18090=90\angle APB = 180^\circ - (\angle PAB + \angle ABP) = 180^\circ - (50^\circ + 40^\circ) = 180^\circ - 90^\circ = 90^\circ.
したがって、P=APB=90\angle P = \angle APB = 90^\circ.

3. 最終的な答え

90

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