点Oが三角形ABCの外心であるとき、角xの大きさを求める問題です。三角形ABCにおいて、角Bは40度、角Cは20度と与えられています。

幾何学外心三角形角度円周角二等辺三角形
2025/4/7

1. 問題の内容

点Oが三角形ABCの外心であるとき、角xの大きさを求める問題です。三角形ABCにおいて、角Bは40度、角Cは20度と与えられています。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABCの内角の和は180度であることから、角Aを求めます。
A=180BC \angle A = 180^\circ - \angle B - \angle C
A=1804020=120 \angle A = 180^\circ - 40^\circ - 20^\circ = 120^\circ
次に、外心の性質を利用します。外心とは三角形の各頂点から等しい距離にある点であり、外心Oを中心とする円は三角形ABCの外接円になります。
角BOCは、円周角∠BACの中心角であり、円周角の2倍になります。
BOC=2A \angle BOC = 2 \angle A
BOC=2×120=240 \angle BOC = 2 \times 120^\circ = 240^\circ
次に、角xを求めます。角xは、角BOAと角COAの合計です。点Oが外心であることから、OA=OB=OCなので、三角形OABと三角形OACは二等辺三角形です。
三角形OABにおいて、OA=OBなので、角OAB=角OBAです。
OAB=OBA=x1 \angle OAB = \angle OBA = x_1 (角xを分割した角OAB)
AOB=1802x1 \angle AOB = 180^\circ - 2x_1
三角形OACにおいて、OA=OCなので、角OAC=角OCAです。
OAC=OCA=x2 \angle OAC = \angle OCA = x_2 (角xを分割した角OAC)
AOC=1802x2 \angle AOC = 180^\circ - 2x_2
角xは角OAB + 角OACなので、x=x1+x2x=x_1+x_2です。
また、AOB+AOC=360BOC\angle AOB + \angle AOC = 360^\circ - \angle BOC です。
AOB+AOC=360240=120 \angle AOB + \angle AOC = 360^\circ - 240^\circ = 120^\circ
(1802x1)+(1802x2)=120 (180^\circ - 2x_1) + (180^\circ - 2x_2) = 120^\circ
3602(x1+x2)=120 360^\circ - 2(x_1 + x_2) = 120^\circ
2(x1+x2)=360120=240 2(x_1 + x_2) = 360^\circ - 120^\circ = 240^\circ
x1+x2=120 x_1 + x_2 = 120^\circ
三角形OABで、OBA=40 \angle OBA = 40 より、OAB=40 \angle OAB = 40 なので、x1=40x_1 = 40^\circです。
三角形OACで、OCA=20 \angle OCA = 20 より、OAC=20 \angle OAC = 20 なので、x2=20x_2 = 20^\circです。
よって、x=x1+x2=40+20=60x=x_1 + x_2 = 40^\circ + 20^\circ = 60^\circ です。
角xは角BACの半分になります。外心の性質より、BOC=2BAC=240 \angle BOC = 2 \angle BAC = 240^\circA=120 \angle A=120^\circ
角度 x = OAB+OAC\angle OAB + \angle OAC = 30

3. 最終的な答え

60

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