円に内接する三角形ABCがあり、∠BAC = 18°, ∠BOC = 42°である。∠ABC = $x$ を求めよ。

幾何学三角形円周角の定理中心角内角の和
2025/4/7

1. 問題の内容

円に内接する三角形ABCがあり、∠BAC = 18°, ∠BOC = 42°である。∠ABC = xx を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、円周角の定理より、中心角∠BOCは円周角∠BACの2倍になるはずですが、問題の設定ではそうなっていません。しかし、円周角と中心角の関係を使って、xxを求めることができます。
円周角の定理より、∠BACに対する中心角は∠BOCであると仮定すると、
BOC=2BAC∠BOC = 2∠BAC
しかし、この問題では、
BAC=18°∠BAC = 18°
BOC=42°∠BOC = 42°
なので、この関係は成り立っていません。
この問題では、弧BCに対する円周角∠BACと中心角∠BOCが与えられています。弧BCに対する円周角は∠BACであり、同じ弧に対する中心角は∠BOCです。円周角の定理より、中心角は円周角の2倍なので、BOC=2BAC∠BOC = 2∠BACとなります。しかし、与えられた値は42°=218°42° = 2 * 18°を満たしていません。これは、点Oが三角形ABCの内部にあるためです。
円周角の定理の拡張として、円の中心が三角形の内部にある場合、円周角の2倍が中心角になります。
しかし、円の中心が三角形の外部にある場合、円周角の2倍が中心角になるとは限りません。
弧ACに対する円周角は∠ABC = xx、中心角は∠AOCです。
弧ABに対する円周角は∠ACB、中心角は∠AOBです。
三角形の内角の和は180°なので、三角形ABCについて、
ABC+BCA+CAB=180°∠ABC + ∠BCA + ∠CAB = 180°
x+BCA+18°=180°x + ∠BCA + 18° = 180°
BCA=180°18°x=162°x∠BCA = 180° - 18° - x = 162° - x
また、三角形BOCにおいて、OB = OC(円の半径)なので、三角形BOCは二等辺三角形です。
したがって、OBC=OCB∠OBC = ∠OCB
OBC+OCB+BOC=180°∠OBC + ∠OCB + ∠BOC = 180°
2OBC+42°=180°2∠OBC + 42° = 180°
2OBC=138°2∠OBC = 138°
OBC=69°∠OBC = 69°
同様に、三角形AOBにおいて、OA = OB(円の半径)なので、三角形AOBは二等辺三角形です。
したがって、OAB=OBA∠OAB = ∠OBA
OAB+OBA+AOB=180°∠OAB + ∠OBA + ∠AOB = 180°
OBA=xOBC=x69°∠OBA = x - ∠OBC = x - 69°
2(x69°)+AOB=180°2(x - 69°) + ∠AOB = 180°
2x138°+AOB=180°2x - 138° + ∠AOB = 180°
AOB=318°2x∠AOB = 318° - 2x
また、三角形AOCにおいて、OA = OC(円の半径)なので、三角形AOCは二等辺三角形です。
OAC=OCA∠OAC = ∠OCA
OAC+OCA+AOC=180°∠OAC + ∠OCA + ∠AOC = 180°
OAC=18°OAB=18°(x69°)=87°x∠OAC = 18° - ∠OAB = 18° - (x - 69°) = 87° - x
2(87°x)+AOC=180°2(87° - x) + ∠AOC = 180°
174°2x+AOC=180°174° - 2x + ∠AOC = 180°
AOC=2x+6°∠AOC = 2x + 6°
AOB+BOC+COA=360°∠AOB + ∠BOC + ∠COA = 360°
(318°2x)+42°+(2x+6°)=360°(318° - 2x) + 42° + (2x + 6°) = 360°
366°=360°366° = 360°
これは矛盾しているので、別の解法を試します。
∠BOCの中心角に対する円周角は∠BAC = 18°なので、∠BOC = 2 * ∠BAC = 36°になるはずですが、42°になっています。
中心角と円周角の定理より、BOC=2BAC=2×18°=36°∠BOC = 2∠BAC = 2 \times 18° = 36°となるはずですが、BOC=42°∠BOC = 42°と与えられています。これは、中心Oが三角形ABCの内部にあるためです。
三角形OBCにおいて、OB = OCなので、∠OBC = ∠OCB。
∠OBC = ∠OCB = (180 - 42) / 2 = 69°
同様に、円周角の定理より、∠BAC = 18°だから、中心角∠BOC = 2×18 = 36°となるはずだが、42°と与えられている。これは、点Oが三角形の内部にあるため。
∠ABC = xx
∠BOC = 42°は中心角なので、円周角の2倍。
しかし、∠BACは円周角。よって、BOC=2BAC∠BOC = 2∠BACではない。
ABC=x∠ABC = x
三角形OBCはOB = OCなので二等辺三角形。したがって、OBC=OCB=(18042)/2=69°∠OBC = ∠OCB = (180-42)/2 = 69°
同様に、OBA=x69∠OBA = x - 69
また、BCA=z∠BCA = zとすると、OCA=zOCB=z69∠OCA = z-∠OCB = z -69

3. 最終的な答え

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