$EB = 1$ cm, $BD = 2$ cm, $BC = DC$, $\angle EBD = \angle ADC = 90^\circ$ のとき、三角形$AEB$の面積は三角形$ADC$の面積の何倍か。

幾何学相似面積直角三角形図形
2025/4/9

1. 問題の内容

EB=1EB = 1 cm, BD=2BD = 2 cm, BC=DCBC = DC, EBD=ADC=90\angle EBD = \angle ADC = 90^\circ のとき、三角形AEBAEBの面積は三角形ADCADCの面積の何倍か。

2. 解き方の手順

まず、与えられた条件から、三角形EBDEBDと三角形ADCADCが相似であることを示します。
EBD=ADC=90\angle EBD = \angle ADC = 90^\circ
BC=DCBC = DC なので、DBC\triangle DBCは二等辺三角形です。
DBC=BDC\angle DBC = \angle BDC
EBD\triangle EBDADC\triangle ADCについて、2つの角がそれぞれ等しいことから、EBDADC\triangle EBD \sim \triangle ADCです。
相似比は、EBAD=BDDC\frac{EB}{AD} = \frac{BD}{DC}となります。
EB=1EB = 1 cm, BD=2BD = 2 cm なので、1AD=2DC\frac{1}{AD} = \frac{2}{DC}
DC=2ADDC = 2AD
また、BC=DCBC = DCなので、BC=2ADBC = 2ADです。
BD+DC=BCBD + DC = BCであるので、2+DC=BC=DC2 + DC = BC = DC となります。
しかし、BC=DCBC = DCなので、BD=0BD = 0となり、BD=2BD = 2 cmと矛盾します。
EBDADC\triangle EBD \sim \triangle ADCより、EB:AD=BD:DCEB : AD = BD : DC
1:AD=2:DC1 : AD = 2 : DC
DC=2ADDC = 2AD
BC=DCBC = DCより、BC=2ADBC = 2AD
ABC\triangle ABCにおいて、ADADを底辺とした時の高さはCD=2ADCD = 2ADと見なせる。
ADC\triangle ADCにおいて、ADADを底辺とした時の高さはDC=2ADDC= 2AD
EBDADC\triangle EBD \sim \triangle ADCより
EB:AD=BD:DC=ED:ACEB : AD = BD : DC = ED : AC
1:AD=2:2AD1 : AD = 2 : 2AD
ED:AC=1:ADED : AC = 1 : AD
EBD=ADC=90\angle EBD = \angle ADC = 90^\circなので、EBD\triangle EBDADC\triangle ADCは直角三角形です。
ここで、ADADxxとすると、DC=2xDC=2xBC=2xBC=2xです。
ADC\triangle ADCの面積は、12×AD×DC=12×x×2x=x2\frac{1}{2} \times AD \times DC = \frac{1}{2} \times x \times 2x = x^2
ABABを延長した直線と、EDEDを延長した直線の交点をFFとする。
EBD=90\angle EBD = 90^\circであり、ADDCAD \perp DCなので、EBEBADADは平行ではない。
EBD\triangle EBDの面積は12×EB×BD=12×1×2=1\frac{1}{2} \times EB \times BD = \frac{1}{2} \times 1 \times 2 = 1
AEBADC=14\frac{AEB}{ADC} = \frac{1}{4}を証明する必要がある。

3. 最終的な答え

問題文に誤りがあるか、または条件が不足しているため、三角形AEBAEBの面積が三角形ADCADCの面積の何倍かを一意に定めることはできません。現時点では、1/4がもっともらしい答えとなりますが、厳密な証明はできていません。

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