図のように、一辺の長さが異なる正方形 $ABCD$ と正方形 $CEFG$ が点 $C$ を共有して一部が重なっている。点 $D$ と点 $E$, 点 $B$ と点 $G$ をそれぞれ結ぶ。線分 $DE$ と辺 $AB$, 辺 $CE$ と辺 $AB$ の交点をそれぞれ $H, I$ とする。このとき、$\triangle CBG \equiv \triangle CDE$ であることを証明する。ただし、辺 $CE$ の長さは、正方形 $ABCD$ の対角線 $AC$ の長さより長いものとする。

幾何学正方形合同証明図形
2025/4/7

1. 問題の内容

図のように、一辺の長さが異なる正方形 ABCDABCD と正方形 CEFGCEFG が点 CC を共有して一部が重なっている。点 DD と点 EE, 点 BB と点 GG をそれぞれ結ぶ。線分 DEDE と辺 ABAB, 辺 CECE と辺 ABAB の交点をそれぞれ H,IH, I とする。このとき、CBGCDE\triangle CBG \equiv \triangle CDE であることを証明する。ただし、辺 CECE の長さは、正方形 ABCDABCD の対角線 ACAC の長さより長いものとする。

2. 解き方の手順

CBG\triangle CBGCDE\triangle CDE において、
* 仮定より、四角形 ABCDABCD と四角形 CEFGCEFG は正方形なので、
CB=CDCB = CD
CG=CECG = CE
* BCG=BCD+DCG\angle BCG = \angle BCD + \angle DCG
DCE=GCE+DCG\angle DCE = \angle GCE + \angle DCG
ここで、BCD=90\angle BCD = 90^\circ (正方形 ABCDABCD の内角)
GCE=90\angle GCE = 90^\circ (正方形 CEFGCEFG の内角)
よって、
BCG=90+DCG\angle BCG = 90^\circ + \angle DCG
DCE=90+DCG\angle DCE = 90^\circ + \angle DCG
したがって、
BCG=DCE\angle BCG = \angle DCE
上記より、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、CBGCDE\triangle CBG \equiv \triangle CDE である。

3. 最終的な答え

CBG\triangle CBGCDE\triangle CDE において、
CB=CDCB = CD (正方形 ABCDABCD の辺)
CG=CECG = CE (正方形 CEFGCEFG の辺)
BCG=DCE=90+DCG\angle BCG = \angle DCE = 90^\circ + \angle DCG
よって、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、CBGCDE\triangle CBG \equiv \triangle CDE

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