問題は、正方形ABCDと正方形CEFGが点Cを共有している図において、以下の2つの問いに答えるものです。 (1) $\triangle CBG \equiv \triangle CDE$ であることを証明する。 (2) $\triangle CBG$が$CG = BG$である二等辺三角形になるように正方形CEFGを点Cを中心に回転させたとき、$\angle EHI = 75^{\circ}$ ならば、$\angle ICB$の大きさを求める。

幾何学合同正方形三角形角度二等辺三角形証明
2025/4/7

1. 問題の内容

問題は、正方形ABCDと正方形CEFGが点Cを共有している図において、以下の2つの問いに答えるものです。
(1) CBGCDE\triangle CBG \equiv \triangle CDE であることを証明する。
(2) CBG\triangle CBGCG=BGCG = BGである二等辺三角形になるように正方形CEFGを点Cを中心に回転させたとき、EHI=75\angle EHI = 75^{\circ} ならば、ICB\angle ICBの大きさを求める。

2. 解き方の手順

(1) CBGCDE\triangle CBG \equiv \triangle CDE の証明
CBG\triangle CBGCDE\triangle CDEにおいて、
CB=CDCB = CD (正方形ABCDの辺)
CG=CECG = CE (正方形CEFGの辺)
BCG=BCD+DCG\angle BCG = \angle BCD + \angle DCG
DCE=ECG+DCG\angle DCE = \angle ECG + \angle DCG
BCD=ECG=90\angle BCD = \angle ECG = 90^{\circ} なので、
BCG=DCE\angle BCG = \angle DCE
したがって、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、
CBGCDE\triangle CBG \equiv \triangle CDE
(2) ICB\angle ICB の大きさの求め方
EHI=75\angle EHI = 75^{\circ}より、AHI=18075=105\angle AHI = 180^{\circ} - 75^{\circ} = 105^{\circ}
四角形AICDの内角の和は360°なので、AIC=3609090105=75\angle AIC = 360^{\circ} - 90^{\circ} - 90^{\circ} - 105^{\circ} = 75^{\circ}
BIC=18075=105\angle BIC = 180^{\circ} - 75^{\circ} = 105^{\circ}
CBG\triangle CBGCG=BGCG=BGの二等辺三角形なので、CBG=BCG\angle CBG = \angle BCG
BC=CDBC=CD, CG=CECG=CEであり、 BCD=GCE=90\angle BCD = \angle GCE=90^{\circ} である。
CBG=BCG\angle CBG = \angle BCGなので、CBI=x\angle CBI = xとおくと、BCI=x\angle BCI=x
CBI\triangle CBIにおいて、BIC+CBI+BCI=180\angle BIC + \angle CBI + \angle BCI = 180^{\circ} なので、105+x+x=180105^{\circ} + x + x = 180^{\circ}
2x=752x = 75^{\circ}
x=37.5x = 37.5^{\circ}
したがって、ICB=37.5\angle ICB = 37.5^{\circ}

3. 最終的な答え

(1) CBGCDE\triangle CBG \equiv \triangle CDE であることの証明は上記。
(2) ICB=37.5\angle ICB = 37.5^{\circ}

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