三角形ABCと三角形ACDが与えられており、$\angle ABC = \angle ACD$, $AB=6cm$, $BC=4cm$, $CA=3cm$であるとき、$AD$の長さを求める問題です。

幾何学相似三角形辺の比
2025/4/7

1. 問題の内容

三角形ABCと三角形ACDが与えられており、ABC=ACD\angle ABC = \angle ACD, AB=6cmAB=6cm, BC=4cmBC=4cm, CA=3cmCA=3cmであるとき、ADADの長さを求める問題です。

2. 解き方の手順

ABC=ACD\angle ABC = \angle ACDより、ABC\triangle ABCACD\triangle ACDは相似であると考えられます。
ABC\triangle ABCACD\triangle ACDにおいて、ABC=ACD\angle ABC = \angle ACDであり、BAC\angle BACは共通ではありません。
相似な三角形を特定するために、辺の比を確認します。
もしABCACD\triangle ABC \sim \triangle ACDであるなら、
ABAC=BCCD=CADA\frac{AB}{AC} = \frac{BC}{CD} = \frac{CA}{DA}
が成り立つはずです。
ABAC=63=2\frac{AB}{AC} = \frac{6}{3} = 2
BCCD=4CD\frac{BC}{CD} = \frac{4}{CD}
CADA=3AD\frac{CA}{DA} = \frac{3}{AD}
ここで、ABCACD\triangle ABC \sim \triangle ACDではなく、ABCDCA\triangle ABC \sim \triangle DCAだと仮定すると、
ABDC=BCCA=CAAD\frac{AB}{DC} = \frac{BC}{CA} = \frac{CA}{AD}
が成り立つはずです。
ABDC=6DC\frac{AB}{DC} = \frac{6}{DC}
BCCA=43\frac{BC}{CA} = \frac{4}{3}
CAAD=3AD\frac{CA}{AD} = \frac{3}{AD}
BCCA=43=CAAD=3AD\frac{BC}{CA} = \frac{4}{3} = \frac{CA}{AD} = \frac{3}{AD}より、
4AD=94AD = 9
AD=94=2.25AD = \frac{9}{4} = 2.25
次に、DCDCの長さを求めます。
ABDC=6DC=43\frac{AB}{DC} = \frac{6}{DC} = \frac{4}{3}
4DC=184DC = 18
DC=184=92=4.5DC = \frac{18}{4} = \frac{9}{2} = 4.5
このとき、ABCDCA\triangle ABC \sim \triangle DCA が成り立ちます。

3. 最終的な答え

AD=2.25AD = 2.25 cm

「幾何学」の関連問題

三角形ABCにおいて、$BC=8$, $CA=4$である。内接円と辺BC, CA, ABとの接点をそれぞれP, Q, Rとする。$BP=5$のとき、線分BR, ABの長さを求めよ。

三角形内接円接弦定理方べきの定理
2025/6/1

図形の角度に関する問題です。問題は2つあります。 (1) 円周角の定理と三角形の内角の和を利用して、角$\alpha$と角$\beta$を求める。 (2) 四角形の内角の和は360度であることと三角形...

角度円周角の定理三角形の内角の和四角形の内角の和
2025/6/1

三角形ABCにおいて、点P, Q, Rがそれぞれ辺AB, AC, BC上にあり、線分AQ, BP, CRが点Oで交わるとき、以下の線分の長さの比を求めます。 (1) BR : RC (2) BC : ...

チェバの定理メネラウスの定理三角形
2025/6/1

(1) $\triangle ABC$において、$AB=6$, $BC=4$, $CA=3$である。$\triangle ABC$の内心を$I$とし、直線$AI$と辺$BC$の交点を$D$とする。この...

三角形内心重心角の二等分線余弦定理
2025/6/1

三角形ABCにおいて、$\angle A = 60^\circ$であることは、三角形ABCが正三角形であるための何であるか、必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれかを答える問題です。

三角形角度必要条件十分条件正三角形
2025/6/1

$|\vec{a}|=2$, $|\vec{b}|=\sqrt{13}$, $\vec{a} \cdot \vec{b} = 5$のとき、$\vec{a} - 2\vec{b}$と$\vec{a}$の...

ベクトル内積角度
2025/6/1

$\triangle ABC$ があり、$AB=BC=7$, $CA=6$ である。$BC$ の延長上に $BC=CD$ となる点 $D$ をとる。線分 $AD$ の中点を $E$, $AC$ と $...

幾何三角形メネラウスの定理チェバの定理余弦定理二等辺三角形
2025/6/1

三角形ABCにおいて、$AB=BC=7$, $CA=6$である。辺BCの延長上に、$BC=CD$となる点Dをとる。線分ADの中点をEとし、線分ACとBEの交点をFとする。このとき、線分BFの長さを求め...

三角形メネラウスの定理余弦定理中点線分の長さ
2025/6/1

$AB = BC = 7$, $CA = 6$ である $\triangle ABC$ がある。$BC$ の延長上に $BC = CD$ となる点 $D$ をとる。線分 $AD$ の中点を $E$, ...

三角形メネラウスの定理チェバの定理中線定理面積比内分点
2025/6/1

三角形ABCにおいて、角Aの二等分線と辺BCの交点をD、辺BCの中点をMとする。3点A, D, Mを通る円が辺AB, ACとそれぞれ点E, Fで交わる。BD=4, DC=2であるとき、以下の値を求めよ...

幾何三角形角の二等分線方べきの定理
2025/6/1