半径4cmの円の$\frac{1}{4}$の扇形を、図のように直線を軸として回転させてできる立体について、表面積と体積を求める問題です。

幾何学表面積体積扇形半球円柱相似正四角錐
2025/4/7
## 問題68

1. 問題の内容

半径4cmの円の14\frac{1}{4}の扇形を、図のように直線を軸として回転させてできる立体について、表面積と体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 表面積
回転させると、半径4cmの半球の14\frac{1}{4}と、底面が半径4cmの扇形2つできる。
- 半球の14\frac{1}{4}の表面積: 4πr2×12×12=4π(42)×14=16π4 \pi r^2 \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = 4 \pi (4^2) \times \frac{1}{4} = 16 \pi
- 底面の扇形の面積: πr2×14=π(42)×14=4π\pi r^2 \times \frac{1}{4} = \pi (4^2) \times \frac{1}{4} = 4 \pi
底面は2つあるので4π×2=8π4\pi \times 2 = 8\pi
よって、表面積は16π+8π=24π16 \pi + 8 \pi = 24\pi
(2) 体積
回転させると、半径4cmの半球の14\frac{1}{4}の体積を求めることになる。
- 半球の体積: 43πr3×12=23πr3\frac{4}{3} \pi r^3 \times \frac{1}{2} = \frac{2}{3} \pi r^3
求める体積: 23π(43)×12=16×128π=643π\frac{2}{3} \pi (4^3) \times \frac{1}{2} = \frac{1}{6} \times 128\pi = \frac{64}{3} \pi

3. 最終的な答え

(1) 表面積: 24π cm224\pi \text{ cm}^2
(2) 体積: 643π cm3\frac{64}{3}\pi \text{ cm}^3
## 問題69

1. 問題の内容

相似な円柱Pと円柱Qがあり、相似比が2:3である。円柱Pの半径が5cm、高さが10cmであるとき、以下の問題を解く。
(1) 円柱Pの表面積を求める。
(2) 円柱Pの体積を求める。
(3) 円柱Qの表面積を求める。
(4) 円柱Qの体積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円柱Pの表面積
円柱の表面積は、側面積 + 底面積 × 2で求められる。
- 底面積: πr2=π(52)=25π\pi r^2 = \pi (5^2) = 25\pi
- 側面積: 2πrh=2π(5)(10)=100π2 \pi r h = 2 \pi (5) (10) = 100\pi
表面積: 100π+25π×2=100π+50π=150π100\pi + 25\pi \times 2 = 100\pi + 50\pi = 150\pi
(2) 円柱Pの体積
円柱の体積は、底面積 × 高さで求められる。
- 底面積: πr2=π(52)=25π\pi r^2 = \pi (5^2) = 25\pi
- 体積: 25π×10=250π25\pi \times 10 = 250\pi
(3) 円柱Qの表面積
相似比が2:3なので、面積比は 22:32=4:92^2:3^2 = 4:9 である。
円柱Pの表面積は150π150\piなので、円柱Qの表面積をSSとすると、
4:9=150π:S4:9 = 150\pi:S
S=94×150π=13504π=6752πS = \frac{9}{4} \times 150\pi = \frac{1350}{4}\pi = \frac{675}{2}\pi
(4) 円柱Qの体積
相似比が2:3なので、体積比は 23:33=8:272^3:3^3 = 8:27 である。
円柱Pの体積は250π250\piなので、円柱Qの体積をVVとすると、
8:27=250π:V8:27 = 250\pi:V
V=278×250π=67508π=33754πV = \frac{27}{8} \times 250\pi = \frac{6750}{8}\pi = \frac{3375}{4}\pi

3. 最終的な答え

(1) 円柱Pの表面積: 150π cm2150\pi \text{ cm}^2
(2) 円柱Pの体積: 250π cm3250\pi \text{ cm}^3
(3) 円柱Qの表面積: 6752π cm2\frac{675}{2}\pi \text{ cm}^2
(4) 円柱Qの体積: 33754π cm3\frac{3375}{4}\pi \text{ cm}^3
## 問題70

1. 問題の内容

正四角錐の容器に2Lの水を入れたら、容器のちょうど半分の深さまで水が入った。この容器がいっぱいになるまで水を入れるとき、あと何Lの水が必要かを求める問題。

2. 解き方の手順

相似比が1:2(深さの比)なので、体積比は13:23=1:81^3:2^3 = 1:8となる。
半分の深さまで入れた水の体積が2Lなので、全体の体積は2×8=16 L2 \times 8 = 16 \text{ L}
あと必要な水の量は162=14 L16 - 2 = 14 \text{ L}

3. 最終的な答え

14 L

「幾何学」の関連問題

平行四辺形ABCDと、DA = AEの二等辺三角形DAE、BA = AFの二等辺三角形ABFがある。∠DAE = ∠BAFであり、線分EFと線分BDの交点をGとする。このとき、△BDAと合同な三角形を...

合同平行四辺形二等辺三角形証明図形
2025/4/13

平行四辺形ABCDがあり、$\angle CBA = \angle DAE = 60^{\circ}$ である。また、$BC = 3BA$ であり、平行四辺形ABCDの面積が $10 \ cm^2$ ...

平行四辺形面積角度三角比
2025/4/13

問題は3つあります。 * **問1:** BD = FE であることを証明する穴埋め問題。 * **問2:** $∠DAE = 54^\circ$ のとき、$∠DGF$ の大きさを求める問題。...

幾何平行四辺形三角形面積角度合同
2025/4/13

円に内接する四角形 $ABCD$ において、$AB = 5$, $BC = 4$, $CD = 4$, $DA = 2$ とする。対角線 $AC$ と $BD$ の交点を $P$ とする。 (1) 三...

四角形正弦定理余弦定理相似外接円
2025/4/13

三角形ABCにおいて、辺BC上に点Dがあり、$AB = \sqrt{6} + \sqrt{2}$, $CD = \sqrt{2}$, $\angle ABC = 30^\circ$, $\angle ...

三角形正弦定理余弦定理三角比面積
2025/4/13

縦9枚、横24枚の正方形のタイルで長方形を作る。この長方形の対角線を2本引いたとき、線が引かれないタイルの数を求める。

長方形タイル対角線最大公約数場合の数
2025/4/13

問題は、与えられた立体の平面図、正面図、右側面図から、その立体の見取り図として正しいものを選択するものです。

立体図形三面図形状認識空間認識
2025/4/13

放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっており、A, Bのx座標がそれぞれ-1, 5である。Oを原点とし、四角形AOPQが長方形になるように、放物線上に...

放物線直線座標長方形方程式
2025/4/13

長さが6cmの線分ABを直径とする円Oがある。半径OA上にAC=2cmとなる点Cをとる。AB上にDB=DCとなる点Dをとり、直線DCと円Oとの交点のうち点Dと異なる点をEとする。 (1) △ACE∽△...

相似三平方の定理面積
2025/4/13

右の図において、影のついた部分の図形を、直線 $l$ を軸として1回転させてできる立体の体積を求めなさい。

体積回転体半球
2025/4/13