三角形ABCにおいて、以下の2つの問題に答えます。 (1) $BC=2$, $AB=2\sqrt{2}$, $C=135^\circ$のとき、$A$を求めます。 (2) $AC=12$, $A=120^\circ$, $C=15^\circ$のとき、$BC$と外接円の半径$R$を求めます。

幾何学三角形正弦定理余弦定理三角比外接円
2025/4/7

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、以下の2つの問題に答えます。
(1) BC=2BC=2, AB=22AB=2\sqrt{2}, C=135C=135^\circのとき、AAを求めます。
(2) AC=12AC=12, A=120A=120^\circ, C=15C=15^\circのとき、BCBCと外接円の半径RRを求めます。

2. 解き方の手順

(1) 余弦定理を用いて、ACACの長さを求めます。
AC2=AB2+BC22(AB)(BC)cos135AC^2 = AB^2 + BC^2 - 2(AB)(BC)\cos{135^\circ}
AC2=(22)2+222(22)(2)cos135AC^2 = (2\sqrt{2})^2 + 2^2 - 2(2\sqrt{2})(2)\cos{135^\circ}
AC2=8+482(22)AC^2 = 8 + 4 - 8\sqrt{2}(-\frac{\sqrt{2}}{2})
AC2=12+8=20AC^2 = 12 + 8 = 20
AC=20=25AC = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
正弦定理を用いて、AAの角度を求めます。
BCsinA=ACsinC\frac{BC}{\sin{A}} = \frac{AC}{\sin{C}}
2sinA=25sin135\frac{2}{\sin{A}} = \frac{2\sqrt{5}}{\sin{135^\circ}}
2sinA=2522\frac{2}{\sin{A}} = \frac{2\sqrt{5}}{\frac{\sqrt{2}}{2}}
sinA=2(22)25=225=1010\sin{A} = \frac{2(\frac{\sqrt{2}}{2})}{2\sqrt{5}} = \frac{\sqrt{2}}{2\sqrt{5}} = \frac{\sqrt{10}}{10}
A=arcsin101018.43A = \arcsin{\frac{\sqrt{10}}{10}} \approx 18.43^\circ
しかし、三角形の内角の和は180度なので、
B=180135AB = 180 - 135 - A
B=45AB = 45 - A
AB/sinC=BC/sinAAB/ \sin C = BC / \sin A
22/(2/2)=2/sinA2\sqrt{2}/(\sqrt{2}/2) = 2 / \sin A
4=2/sinA4 = 2/ \sin A
sinA=1/2\sin A = 1/2
A=30A = 30^{\circ}
(2) B=180(120+15)=180135=45B = 180^\circ - (120^\circ + 15^\circ) = 180^\circ - 135^\circ = 45^\circ
正弦定理より、ACsinB=BCsinA\frac{AC}{\sin B} = \frac{BC}{\sin A}
12sin45=BCsin120\frac{12}{\sin 45^\circ} = \frac{BC}{\sin 120^\circ}
1222=BC32\frac{12}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{BC}{\frac{\sqrt{3}}{2}}
BC=123222=1232=66BC = 12 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} \cdot \frac{2}{\sqrt{2}} = \frac{12\sqrt{3}}{\sqrt{2}} = 6\sqrt{6}
外接円の半径RRについて、ACsinB=2R\frac{AC}{\sin B} = 2R
2R=1222=242=1222R = \frac{12}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{24}{\sqrt{2}} = 12\sqrt{2}
R=62R = 6\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) A=30A = 30^\circ
(2) BC=66BC = 6\sqrt{6}, R=62R = 6\sqrt{2}

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