12本の縦線を持つあみだくじがあり、図7の規則に従ってスタートからゴールへ移動します。このあみだくじを縦にいくつか同じ向きにつなげたとき、どの縦線からスタートしても、最終的に同じ番号の縦線にたどり着くためには、最小でいくつあみだくじをつなげればよいかを求める問題です。

離散数学あみだくじグラフ理論最小公倍数サイクル
2025/4/7

1. 問題の内容

12本の縦線を持つあみだくじがあり、図7の規則に従ってスタートからゴールへ移動します。このあみだくじを縦にいくつか同じ向きにつなげたとき、どの縦線からスタートしても、最終的に同じ番号の縦線にたどり着くためには、最小でいくつあみだくじをつなげればよいかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、各縦線が1回のあみだくじでどのように移動するかを追跡します。次に、複数回あみだくじを繰り返したときに、各縦線が元の位置に戻るまでの回数を調べます。そして、すべての縦線が同時に元の位置に戻る最小の回数(最小公倍数)が、求める答えになります。
1から12までの各数字について、あみだくじをたどったときの移動を追跡します。
* 1 → 9 → 11 → 10 → 2 → 3 → 12 → 1
このループは8回で元に戻ります。
* 4 → 5 → 4
このループは2回で元に戻ります。
* 6 → 8 → 7 → 6
このループは3回で元に戻ります。
各ループが元に戻る回数は、それぞれ8, 2, 3です。
したがって、8, 2, 3の最小公倍数を求めます。
最小公倍数を求めるため、素因数分解を行います。
8=238 = 2^3
2=22 = 2
3=33 = 3
最小公倍数は、各素因数の最大指数を取って掛け合わせたものです。
LCM(8,2,3)=23×3=8×3=24LCM(8, 2, 3) = 2^3 \times 3 = 8 \times 3 = 24

3. 最終的な答え

24

「離散数学」の関連問題

集合 $A$ と $B$ が与えられています。それぞれの要素の数 $n(A)$, $n(B)$ と、共通部分 $A \cap B$ の要素の数 $n(A \cap B)$ を求めよという問題です。 与...

集合集合の要素数共通部分
2025/4/8

集合Aは1以上100以下の偶数、集合Bは1以上100以下の15の倍数である。このとき、$n(A \cup B)$を求める。

集合集合の要素数集合の和集合の共通部分
2025/4/8

集合Aは1以上100以下の11の倍数、集合Bは1以上100以下の13の倍数である。このとき、$n(A \cup B)$、つまりAとBの和集合の要素の個数を求めよ。

集合和集合共通部分要素の個数
2025/4/8

7つの数字1, 1, 1, 2, 2, 3, 3を一列に並べる。 (1) 並べ方の総数を求める。 (2) 3つの1のうち、2つだけが隣り合う並べ方の総数を求める。 (3) 同じ数字が隣り合わない並べ方...

順列組み合わせ包除原理
2025/4/8

男子3人、女子4人の計7人が横一列に並ぶとき、男子3人が連続する並び方は何通りあるかを求める問題です。選択肢に720と書いてありますが、正しい答えを求めます。

順列組み合わせ場合の数数え上げ
2025/4/8

8個の頂点から2個を取り出す組み合わせの数を求める問題です。

組み合わせ場合の数組合せ
2025/4/8

AからKまでの11人が円形に並ぶとき、AとKが隣り合う並び方は全部で何通りあるかを求める問題です。

順列円順列組み合わせ
2025/4/8

9枚のカード(A, B, C, D, E, F, a, b, c)を円形に並べるとき、小文字のa, b, cが隣り合う並び方は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ円順列順列
2025/4/8

7枚のカード(A, B, C, D, a, b, c)を円形に並べるとき、小文字のカード(a, b, c)が隣り合う並べ方は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ順列円順列場合の数
2025/4/8

A, B, C, D, E, F, a, b, c, d の10枚のカードを円形に並べるとき、小文字 a, b, c, d が隣り合う並べ方は全部で何通りあるかを求める問題です。

順列円順列組み合わせ
2025/4/8