まず、定価を x 円、仕入れ値を y 円とおきます。 問題文より、定価の20%引きで売ると仕入れ値の12%の利益が得られるので、
0.8x=1.12y アの情報より、定価で売ると180円の利益が得られるので、
x=y+180 イの情報より、定価の30%引きで売ると9円の損失が出るので、
0.7x=y−9 アの情報のみの場合、x=y+180 より y=x−180。これを 0.8x=1.12y に代入すると、 0.8x=1.12(x−180) 0.8x=1.12x−1.12×180 0.32x=1.12×180 x=0.321.12×180=321.12×180×100=32112×180=27×180=7×90=630 よって、アの情報のみで定価は630円と求まります。
イの情報のみの場合、0.7x=y−9 より y=0.7x+9。これを 0.8x=1.12y に代入すると、 0.8x=1.12(0.7x+9) 0.8x=0.784x+1.12×9 (0.8−0.784)x=1.12×9 0.016x=1.12×9 x=0.0161.12×9=161.12×9×1000=16112×9×10=17×9×10=630 よって、イの情報のみでも定価は630円と求まります。
したがって、アだけでも、イだけでも定価を求めることが可能です。