10人の生徒がハンドボール投げを行った結果のデータが与えられています。 このデータについて、平均値、中央値、最頻値、範囲、四分位範囲、分散、標準偏差を求める問題です。 データは以下の通りです。 26, 28, 25, 32, 32, 28, 32, 30, 35, 32 (単位はm)

確率論・統計学統計平均中央値最頻値範囲四分位範囲分散標準偏差
2025/4/8

1. 問題の内容

10人の生徒がハンドボール投げを行った結果のデータが与えられています。
このデータについて、平均値、中央値、最頻値、範囲、四分位範囲、分散、標準偏差を求める問題です。
データは以下の通りです。
26, 28, 25, 32, 32, 28, 32, 30, 35, 32 (単位はm)

2. 解き方の手順

(1) 平均値を求める
データの総和をデータの個数で割ります。
データの総和は 26+28+25+32+32+28+32+30+35+32=30026 + 28 + 25 + 32 + 32 + 28 + 32 + 30 + 35 + 32 = 300 です。
データの個数は10です。
平均値は 300/10=30300 / 10 = 30 mです。
(2) 中央値を求める
データを昇順に並べ替えます。
25, 26, 28, 28, 30, 32, 32, 32, 32, 35
データの個数が偶数なので、中央の値は5番目と6番目の値の平均です。
5番目の値は30、6番目の値は32なので、中央値は (30+32)/2=31(30 + 32) / 2 = 31 mです。
(3) 最頻値を求める
データの中で最も頻繁に出現する値を求めます。
32が4回出現するので、最頻値は32 mです。
(4) 範囲を求める
データの最大値から最小値を引きます。
最大値は35、最小値は25なので、範囲は 3525=1035 - 25 = 10 mです。
(5) 四分位範囲を求める
データを昇順に並べ替えたものを使用します。
25, 26, 28, 28, 30, 32, 32, 32, 32, 35
第一四分位数Q1は、データの25%に相当する値です。データの個数が10なので、Q1は2番目と3番目の値の間になります。Q1 = (26+28)/2 = 27
第三四分位数Q3は、データの75%に相当する値です。データの個数が10なので、Q3は8番目と9番目の値の間になります。Q3 = (32+32)/2 = 32
四分位範囲は Q3 - Q1 = 32 - 27 = 5 mです。
(6) 分散を求める
各データの値から平均値を引いた差の二乗を計算し、それらの平均を求めます。
平均値は30です。
(2630)2=16(26-30)^2 = 16
(2830)2=4(28-30)^2 = 4
(2530)2=25(25-30)^2 = 25
(3230)2=4(32-30)^2 = 4
(3230)2=4(32-30)^2 = 4
(2830)2=4(28-30)^2 = 4
(3230)2=4(32-30)^2 = 4
(3030)2=0(30-30)^2 = 0
(3530)2=25(35-30)^2 = 25
(3230)2=4(32-30)^2 = 4
これらの二乗の和は 16+4+25+4+4+4+4+0+25+4=9016 + 4 + 25 + 4 + 4 + 4 + 4 + 0 + 25 + 4 = 90 です。
分散は 90/10=990 / 10 = 9 です。
(7) 標準偏差を求める
分散の平方根を求めます。
標準偏差は 9=3\sqrt{9} = 3 mです。

3. 最終的な答え

平均値: 30 m
中央値: 31 m
最頻値: 32 m
範囲: 10 m
四分位範囲: 5 m
分散: 9
標準偏差: 3 m

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