大小2個のサイコロを同時に投げ、それぞれのサイコロの出る目をX, Yとする。確率変数X, Yが独立であることを確かめる問題です。

確率論・統計学確率確率変数独立性サイコロ確率分布
2025/4/13

1. 問題の内容

大小2個のサイコロを同時に投げ、それぞれのサイコロの出る目をX, Yとする。確率変数X, Yが独立であることを確かめる問題です。

2. 解き方の手順

確率変数 X と Y が独立であるとは、任意の xxyy に対して、
P(X=x,Y=y)=P(X=x)P(Y=y)P(X = x, Y = y) = P(X = x)P(Y = y)
が成り立つことです。
* X がとりうる値は 1, 2, 3, 4, 5, 6 であり、それぞれの値をとる確率は P(X=x)=16P(X = x) = \frac{1}{6} です。
* Y がとりうる値も 1, 2, 3, 4, 5, 6 であり、それぞれの値をとる確率は P(Y=y)=16P(Y = y) = \frac{1}{6} です。
X = x かつ Y = y となる確率は、X と Y が独立であると仮定すると、
P(X=x,Y=y)=P(X=x)P(Y=y)=16×16=136P(X = x, Y = y) = P(X = x)P(Y = y) = \frac{1}{6} \times \frac{1}{6} = \frac{1}{36}
となります。
実際に、大小2個のサイコロを投げたとき、目の出方は全部で 6×6=366 \times 6 = 36 通りあります。
それぞれの目の出方は同様に確からしいので、X = x かつ Y = y となる確率は、
P(X=x,Y=y)=136P(X = x, Y = y) = \frac{1}{36}
となります。
したがって、P(X=x,Y=y)=P(X=x)P(Y=y)P(X = x, Y = y) = P(X = x)P(Y = y) が成り立つので、確率変数 X と Y は独立です。

3. 最終的な答え

確率変数X, Yは独立である。

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