この問題は、2012年における47都道府県別の人口あたりの耕地面積(ha/千人)を変量 $x$ 、食料自給率(%)を変量 $y$ として、与えられた散布図から情報を読み取り、統計的な解析を行うものです。 (1) 変量 $x$ と変量 $y$ の相関係数 $r$ の範囲を求めます。 (2) 散布図から読み取れる内容として正しいものを選択します。 (3) 耕地面積の単位を変更した際の、分散と共分散、相関係数の変化を計算します。 (4) 与えられた説明の正誤を判断します。
2025/4/15
1. 問題の内容
この問題は、2012年における47都道府県別の人口あたりの耕地面積(ha/千人)を変量 、食料自給率(%)を変量 として、与えられた散布図から情報を読み取り、統計的な解析を行うものです。
(1) 変量 と変量 の相関係数 の範囲を求めます。
(2) 散布図から読み取れる内容として正しいものを選択します。
(3) 耕地面積の単位を変更した際の、分散と共分散、相関係数の変化を計算します。
(4) 与えられた説明の正誤を判断します。
2. 解き方の手順
(1)
散布図を見ると、 が増加すると も増加する傾向が見られるため、正の相関があると考えられます。また、点は比較的直線に近い分布をしているため、相関は強いと考えられます。よって、 が適切です。
(2)
選択肢を順番に検討します。
* 食料自給率が150%以上の都道府県は、散布図から判断すると、人口あたりの耕地面積が200 ha/千人以上ではありません。
* 人口あたりの耕地面積が100 ha/千人以下であり、かつ食料自給率が100%を超える都道府県が存在します。
* 変量 のデータの中央値は100 ha/千人と150 ha/千人の間にあります。
したがって、正しいのは「人口あたりの耕地面積が100ha/千人以下であり、かつ食料自給率が100%を超える都道府県がある」です。
(3)
面積の単位を ha から km² に変更すると、 より、 となります。
分散 と の関係は、 なので、 です。
共分散 と の関係は、 なので、 です。
相関係数 と は単位変換の影響を受けないので、 です。
(4)
この問題は画像がないため、回答できません。
3. 最終的な答え
(1)
(2) ①
(3)
* ウ:
* エ:
* オ: