ある高校の2年生と3年生が国語、数学、英語の中から1教科を選択する授業の選択結果の表が与えられています。この表から読み取れる正しいものを選択肢の中から選ぶ問題です。

確率論・統計学確率統計割合データの分析
2025/4/14

1. 問題の内容

ある高校の2年生と3年生が国語、数学、英語の中から1教科を選択する授業の選択結果の表が与えられています。この表から読み取れる正しいものを選択肢の中から選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

ア: 3年時に数学を選択した生徒の半数以上が、2年時も数学を選択しているかどうか。
3年時に数学を選択した生徒は、40 + 100 + 60 = 200人。
そのうち2年時も数学を選択した生徒は100人。
100/200=0.5100 / 200 = 0.5 なので、半数である。したがって、これは誤り。
イ: 2年時に国語を選択した生徒の半数以上が、3年時に英語を選択しているかどうか。
2年時に国語を選択した生徒は、65 + 40 + 95 = 200人。
そのうち3年時に英語を選択した生徒は95人。
95/200=0.47595 / 200 = 0.475 なので、半数以上ではない。したがって、これは誤り。
ウ: 2年時から3年時に国語から英語に変更する割合は、英語から国語に変更する割合よりも小さいかどうか。
国語から英語に変更した人数は95人。2年時国語選択、3年時英語選択
英語から国語に変更した人数は90人。2年時英語選択、3年時国語選択
95>9095 > 90 なので、国語から英語に変更する割合は、英語から国語に変更する割合よりも大きい。したがって、これは誤り。
エ: 2年時、3年時ともに同じ教科を選択した人数が多い順に、数学、国語、英語となっているかどうか。
同じ教科を選択した人数は、
国語:65人
数学:100人
英語:50人
よって、数学、国語、英語の順である。したがって、これは正しい。
オ: 2年時、3年時ともに同じ教科を選択した生徒のうち、2学年ともに数学を選択した生徒の割合は、2年時、3年時に異なる教科を選択した生徒のうち、1学年だけ数学を選択した生徒の割合よりも多いかどうか。
2年時、3年時ともに同じ教科を選択した生徒の合計は、65+100+50=21565+100+50 = 215
そのうち、数学を選択した生徒は100人。割合は100/215100/215
異なる教科を選択した生徒の合計は、200+200+200(65+100+50)2=600430=170200+200+200 - (65+100+50)*2 = 600 - 430 = 170
1学年だけ数学を選択した生徒の割合は、40+60/170=100/17040+60 / 170 = 100/170
これは、100/215<100/170100/215 < 100/170 となるため、誤り。

3. 最終的な答え

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