10人で2人のペアを作り自己紹介をする。自己紹介は全部で何回行われるか?

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/4/16

1. 問題の内容

10人で2人のペアを作り自己紹介をする。自己紹介は全部で何回行われるか?

2. 解き方の手順

まず、10人を2人ずつのペアに分ける組み合わせの数を求めます。これは10人から2人を選ぶ組み合わせを計算し、次に残りの8人から2人を選ぶ組み合わせを計算し、というように繰り返していくことで求められます。ただし、ペアの順番は考慮しないため、重複を避ける必要があります。
10人から2人を選ぶ組み合わせは 10C2=10!2!8!=10×92×1=45{}_{10}C_2 = \frac{10!}{2!8!} = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45 通りです。
次に、残りの8人から2人を選ぶ組み合わせは 8C2=8!2!6!=8×72×1=28{}_{8}C_2 = \frac{8!}{2!6!} = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28 通りです。
次に、残りの6人から2人を選ぶ組み合わせは 6C2=6!2!4!=6×52×1=15{}_{6}C_2 = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通りです。
次に、残りの4人から2人を選ぶ組み合わせは 4C2=4!2!2!=4×32×1=6{}_{4}C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通りです。
最後に、残りの2人から2人を選ぶ組み合わせは 2C2=2!2!0!=1{}_{2}C_2 = \frac{2!}{2!0!} = 1 通りです。
したがって、ペアの組み合わせの総数は 45×28×15×6×145 \times 28 \times 15 \times 6 \times 1 です。
しかし、これはペアの順番を考慮してしまっているので、ペアの数(ここでは5)の階乗で割る必要があります。つまり、5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120 で割ります。
45×28×15×6×15×4×3×2×1=113400120=945\frac{45 \times 28 \times 15 \times 6 \times 1}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = \frac{113400}{120} = 945
これはペアを作る組み合わせの数です。1つのペアができるたびに自己紹介が1回行われるので、自己紹介の回数はペアの数だけあります。5つのペアができるので、自己紹介の回数は945。
自己紹介は各ペアで行われるので、ペアの数だけ自己紹介があります。ペアの総数は、10人を2人ずつのグループに分ける組み合わせの数と等しくなります。上記の計算よりこれは945通りです。それぞれのペアは自己紹介をするので、総自己紹介数は945となります。
ただし、問題文をよく読むと、各ペアの中で2人がそれぞれ自己紹介をすると解釈できます。この場合、1つのペアあたり2回の自己紹介が行われることになります。したがって、自己紹介の総回数は 945×2=1890945 \times 2 = 1890 となります。

3. 最終的な答え

945

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