正五角形ABCDEの頂点AにいるPさんが、さいころを振って出た目の数だけ反時計回りに頂点を移動する。 (1) さいころを1回振ったとき、Pさんが頂点Bにいる確率を求める。 (2) さいころを2回振ったとき、 (ア) Pさんが頂点Bにいる確率を求める。 (イ) Pさんが頂点Eにいる確率を求める。

確率論・統計学確率サイコロ期待値場合の数確率分布
2025/4/13

1. 問題の内容

正五角形ABCDEの頂点AにいるPさんが、さいころを振って出た目の数だけ反時計回りに頂点を移動する。
(1) さいころを1回振ったとき、Pさんが頂点Bにいる確率を求める。
(2) さいころを2回振ったとき、
(ア) Pさんが頂点Bにいる確率を求める。
(イ) Pさんが頂点Eにいる確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) さいころを1回振ったとき、Pさんが頂点Bにいるためには、出た目が1であればよい。
さいころの目は1から6まであり、それぞれの出る確率は等しいので、Pさんが頂点Bにいる確率は、1/61/6 である。
(2)(ア) さいころを2回振ったとき、Pさんが頂点Bにいるためには、出た目の和が6以上でないといけない。2回振ったさいころの目の和は2から12まであり、それぞれの組み合わせを考えると以下のようになる。
* 和が1の場合: 存在しない
* 和が2の場合: (1,1)の1通り
* 和が3の場合: (1,2), (2,1)の2通り
* 和が4の場合: (1,3), (2,2), (3,1)の3通り
* 和が5の場合: (1,4), (2,3), (3,2), (4,1)の4通り
* 和が6の場合: (1,5), (2,4), (3,3), (4,2), (5,1)の5通り
よって、Pさんが頂点Bにいる(和が1または6)確率を求めるには、以下の組み合わせを考える。
和が1になることはないので、
和が6になる場合を考える: (1,5), (2,4), (3,3), (4,2), (5,1)の5通り。
したがって、Pさんが頂点Bにいる確率は5/365/36となる。
(2)(イ) さいころを2回振ったとき、Pさんが頂点Eにいるためには、出た目の和が4でなければならない。2回振ったさいころの目の和は2から12まであり、それぞれの組み合わせを考えると以下のようになる。
* 和が4の場合: (1,3), (2,2), (3,1)の3通り
したがって、Pさんが頂点Eにいる確率は3/36=1/123/36 = 1/12となる。

3. 最終的な答え

(1) 1/61/6
(2)(ア) 5/365/36
(2)(イ) 1/121/12

「確率論・統計学」の関連問題

10人で2人ずつのペアを作り、各ペアで自己紹介をする場合、自己紹介は全部で何回行われるかを求める問題です。

組み合わせ場合の数組み合わせの計算
2025/4/16

10人で2人のペアを作り自己紹介をする。自己紹介は全部で何回行われるか?

組み合わせ場合の数順列
2025/4/16

与えられた$x$と$y$のデータから、表を埋め、$x$と$y$の共分散と相関係数を求める問題です。

共分散相関係数統計データ分析
2025/4/15

MY大学の12人の学生のコンビニ利用回数のデータが与えられている。このデータについて、平均値、中央値、四分位範囲、最頻値を求め、さらに記録ミスを修正したときの影響について考察する問題である。

記述統計平均値中央値四分位範囲最頻値データの分析データ修正
2025/4/15

(1) 散布図から、人口あたりの耕地面積と食料自給率の相関係数$r$の範囲を求める。 (2) 散布図から読み取れる内容として正しいものを選ぶ。 (3) 耕地面積の単位をhaからkm$^2$に変更したと...

相関係数分散共分散単位変換散布図統計量
2025/4/15

この問題は、2012年における47都道府県別の人口あたりの耕地面積(ha/千人)を変量 $x$ 、食料自給率(%)を変量 $y$ として、与えられた散布図から情報を読み取り、統計的な解析を行うものです...

相関散布図分散共分散相関係数統計
2025/4/15

1から4までの数字が書かれた4枚のカードから2枚を同時に引いたとき、それらの数字の和を確率変数 $X$ とします。確率変数 $X$ の期待値 $E(X)$ を求めます。

確率期待値組み合わせ
2025/4/15

サイコロXとサイコロYを同時に振ったとき、出た目の積が3の倍数になる組み合わせが何通りあるかを求める問題です。ただし、(X=1, Y=6) と (X=6, Y=1) のように順番が異なるだけの組み合わ...

確率サイコロ組み合わせ
2025/4/15

大小2つのサイコロを振ったとき、出た目の積が4の倍数になる場合の数を求めよ。

確率サイコロ場合の数余事象
2025/4/15

10枚の封筒があり、そのうち1枚に10000円、2枚に5000円が入っている。残りの7枚は空である。これらの封筒から2枚を選んだとき、合計金額が10000円になる確率を求め、約分した分数で答える。

確率組み合わせ期待値
2025/4/15