あるケーキ屋におけるケーキの14日間の販売数(4, 13, 15, 18, 20, 20, 22, 23, 24, 24, 26, 33, 38, 42)が与えられています。このデータに含まれる外れ値の個数と、外れ値を除いたデータの平均値を求める問題です。平均値は小数第2位を四捨五入して答えます。

確率論・統計学外れ値四分位範囲平均値データ解析統計
2025/4/8

1. 問題の内容

あるケーキ屋におけるケーキの14日間の販売数(4, 13, 15, 18, 20, 20, 22, 23, 24, 24, 26, 33, 38, 42)が与えられています。このデータに含まれる外れ値の個数と、外れ値を除いたデータの平均値を求める問題です。平均値は小数第2位を四捨五入して答えます。

2. 解き方の手順

まず、外れ値を判定する必要があります。四分位範囲(IQR)を使った方法が一般的です。
ステップ1: データを小さい順に並べます(すでに並んでいます)。
4, 13, 15, 18, 20, 20, 22, 23, 24, 24, 26, 33, 38, 42
ステップ2: 第一四分位数(Q1)と第三四分位数(Q3)を求めます。
データの数は14なので、中央値は7番目と8番目の値の平均です。中央値は 22+232=22.5\frac{22+23}{2} = 22.5です。
Q1は、中央値より小さいデータの(4, 13, 15, 18, 20, 20, 22)の中央値なので、18です。
Q3は、中央値より大きいデータの(23, 24, 24, 26, 33, 38, 42)の中央値なので、33です。
ステップ3: 四分位範囲(IQR)を計算します。
IQR=Q3Q1=3318=15IQR = Q3 - Q1 = 33 - 18 = 15
ステップ4: 外れ値の範囲を決定します。
下限: Q11.5×IQR=181.5×15=1822.5=4.5Q1 - 1.5 \times IQR = 18 - 1.5 \times 15 = 18 - 22.5 = -4.5
上限: Q3+1.5×IQR=33+1.5×15=33+22.5=55.5Q3 + 1.5 \times IQR = 33 + 1.5 \times 15 = 33 + 22.5 = 55.5
ステップ5: 外れ値を特定します。
データの中で、-4.5より小さい値、または55.5より大きい値を探します。
今回のデータでは4が外れ値となります。
ステップ6: 外れ値を除いたデータの平均値を計算します。
外れ値4を除いたデータは、13, 15, 18, 20, 20, 22, 23, 24, 24, 26, 33, 38, 42 です。
これらの値を合計すると、318 になります。
データの個数は13個なので、平均は 3181324.4615\frac{318}{13} \approx 24.4615です。
ステップ7: 小数第2位を四捨五入します。
24.4615 を小数第2位で四捨五入すると、24.5になります。

3. 最終的な答え

外れ値の個数は 1 個です。
外れ値を除いた平均値は 24.5 個です。

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