3個のサイコロを同時に投げるとき、少なくとも2個のサイコロの目が一致する確率を求める。

確率論・統計学確率サイコロトランプ余事象順列組み合わせ包除原理
2025/4/8
## 問題106

1. 問題の内容

3個のサイコロを同時に投げるとき、少なくとも2個のサイコロの目が一致する確率を求める。

2. 解き方の手順

少なくとも2個のサイコロの目が一致する確率を直接求めるのは難しいので、余事象を利用する。余事象は「3個のサイコロの目がすべて異なる」である。
* 3個のサイコロの目の出方の総数は、6×6×6=2166 \times 6 \times 6 = 216通り。
* 3個のサイコロの目がすべて異なる場合の数は、6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120通り。
* 3個のサイコロの目がすべて異なる確率は、120/216=5/9120/216 = 5/9
* したがって、少なくとも2個のサイコロの目が一致する確率は、15/9=4/91 - 5/9 = 4/9

3. 最終的な答え

4/9
## 問題107(前半)

1. 問題の内容

ハート3枚、ダイヤ2枚、スペード1枚の計6枚のトランプを1列に並べるとき、両端がハートである確率を求める。

2. 解き方の手順

* 6枚のトランプの並べ方の総数は、6!/(3!2!1!)=720/(6×2×1)=606! / (3!2!1!) = 720 / (6 \times 2 \times 1) = 60通り。
* 両端がハートである並べ方を考える。まず、両端にハートを配置する方法は、3枚のハートから2枚選んで並べるので、3×2=63 \times 2 = 6通り。
* 残りの4枚(ハート1枚、ダイヤ2枚、スペード1枚)の並べ方は、4!/(1!2!1!)=24/2=124! / (1!2!1!) = 24 / 2 = 12通り。
* したがって、両端がハートである並べ方の総数は、3×2×4!/2!=6×12=363 \times 2 \times 4!/2! = 6 \times 12 = 36通り。
(別解: 3枚のハートから2枚を選んで並べる方法は 3P2=3×2=6{}_3P_2 = 3 \times 2 = 6 通り。残りの4枚の並べ方は4枚の中からハート、ダイヤ、スペードの位置を選ぶので 4C1×3C2×1C1=4×3×1=12{}_4C_1 \times {}_3C_2 \times {}_1C_1 = 4 \times 3 \times 1 = 12 通り。)
* 両端がハートである確率は、36/60=3/536/60 = 3/5

3. 最終的な答え

3/5
## 問題107(後半)

1. 問題の内容

ハート3枚、ダイヤ2枚、スペード1枚の計6枚のトランプを1列に並べるとき、ハートとダイヤが隣り合わない確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、スペード1枚を固定して残りのハートとダイヤの並び方を考える。
ハートとダイヤが隣り合わないので、スペードを分離壁のように考える。
まずハートを並べる場所を決め、ハートの間もしくは端にダイヤを入れる。
ハート3枚の並べ方は1通り。
ハートを並べたときにできる隙間は4箇所。この4箇所からダイヤ2枚の場所を選ぶとダイヤが隣り合わない。
4箇所から2箇所を選ぶ方法は4C2=6{}_4C_2 = 6通り。
トランプの並べ方の総数は、6!/(3!2!1!)=720/(6×2×1)=606! / (3!2!1!) = 720 / (6 \times 2 \times 1) = 60通り。
ハートとダイヤが隣り合わない確率は、6/60=1/106/60 = 1/10ではない.
別解として包除原理を利用する。
まず6枚を並べる場合の数は60通り。
ハートとダイヤが隣り合わない確率を考える。
ハートとダイヤが少なくとも一組隣り合う場合の数を求める。
まず、隣り合うハートとダイヤのペアをHDとDHと考える。
HD, DHというペアが少なくとも一組ある確率を求める。
この求め方が難しい。包除原理で解けない可能性あり。

3. 最終的な答え

詳細な解法が難しいので、保留とする。
(推定: 正確な値を出すのが難しい問題なので、試験問題として不適切である可能性もある。)

「確率論・統計学」の関連問題

4つのサイコロ A, B, C, D があります。 (1) A, B の 2 つのサイコロを 1 回振り、出た目をそれぞれ $a$, $b$ とするとき、$ab = 30$ となる確率を求めます。 (...

確率サイコロ場合の数倍数
2025/4/13

問題は3つあります。 * 53: 大人5人と子供10人の合計15人の中から5人を選ぶ場合の数を求める。 (1) すべての選び方 (2) 大人2人、子供3人を選ぶ選び方 * 54...

組み合わせ順列場合の数組み合わせの公式同じものを含む順列
2025/4/13

大人5人と子供10人の中から5人を選ぶ場合の数を求める問題です。 (1) すべての選び方を求めます。 (2) 大人が2人、子供が3人を選ぶ場合の数を求めます。

組み合わせ順列場合の数重複順列
2025/4/13

53. 大人5人と子ども5人の合計10人の中から5人を選ぶとき、以下の選び方は何通りあるか。 (1) すべての選び方 (2) 大人2人、子ども3人を選ぶ。 54. aが5個、bが3個、cが...

組み合わせ順列重複順列
2025/4/13

問題32と33の順列と階乗の計算問題です。 問題32は順列(nPr)と階乗(n!)の値を計算します。 問題33は順列を使って、特定の条件を満たす並べ方の総数を求めます。

順列階乗組み合わせ
2025/4/13

あるクラスの10人の生徒の数学の成績のデータが与えられている。また、5人の生徒A, B, C, D, Eについて数学と英語の成績が与えられている。 (1) 10人の数学の成績の中央値と平均値を求める。...

中央値平均値分散標準偏差相関係数データの分析
2025/4/13

大小中3個のサイコロを投げたとき、出る目の和が6になる場合は何通りあるか。

サイコロ組み合わせ場合の数
2025/4/13

野球部の最近の試合の得点データ $\{4, 1, 6, 2, 5, 1, 9, 6, 2\}$ から、第一四分位数、第二四分位数(中央値)、第三四分位数、および四分位範囲を求めます。

四分位数中央値四分位範囲データ分析統計
2025/4/13

与えられた野球部の最近の試合の得点データから、四分位数と四分位範囲を求める問題です。データは以下の通りです。 4, 1, 6, 2, 5, 1, 9, 6, 2

四分位数四分位範囲データ分析統計
2025/4/13

A市とB市の11日間の最低気温を表すヒストグラムが与えられています。これらのヒストグラムから読み取れる内容として、以下の4つの選択肢のうち正しいものをすべて選びます。 1. 分布の範囲は、A市の...

ヒストグラム統計中央値最頻値範囲
2025/4/13