あるクラスの10人の生徒の数学の成績のデータが与えられている。また、5人の生徒A, B, C, D, Eについて数学と英語の成績が与えられている。 (1) 10人の数学の成績の中央値と平均値を求める。 (2) 10人の数学の成績の分散と標準偏差を求める。 (3) A, B, C, D, Eの5人の数学と英語の成績の相関係数を求める。
2025/4/13
1. 問題の内容
あるクラスの10人の生徒の数学の成績のデータが与えられている。また、5人の生徒A, B, C, D, Eについて数学と英語の成績が与えられている。
(1) 10人の数学の成績の中央値と平均値を求める。
(2) 10人の数学の成績の分散と標準偏差を求める。
(3) A, B, C, D, Eの5人の数学と英語の成績の相関係数を求める。
2. 解き方の手順
(1)
中央値:データを小さい順に並べたときの中央の値。データ数が偶数の場合は、中央の2つの値の平均を取る。
平均値:データの総和をデータ数で割ったもの。
10人の数学の成績は、2, 3, 3, 4, 5, 5, 6, 6, 7, 9 である。
中央値は、5番目の値5と6番目の値5の平均なので、
平均値は、
(2)
分散:各データの値から平均値を引いた値の二乗和をデータ数で割ったもの。
標準偏差:分散の平方根。
10人の数学の成績の平均値は5である。
分散は、
標準偏差は、
(3)
相関係数:2つのデータの関係を表す指標。
ここで、は数学の成績、は英語の成績、は数学の平均、は英語の平均。
数学の平均:
英語の平均:
分子:
分母:
数学の偏差平方和:
英語の偏差平方和:
分母 =
相関係数:
3. 最終的な答え
(1) 中央値: 5, 平均値: 5
(2) 分散: 4, 標準偏差: 2
(3) 相関係数: 0.2