1. 問題の内容
右の図のような道のある町で、AからBまでの最短経路の総数、最短経路のうちQを通るものの総数、PまたはQを通るものの総数を求める問題です。
2. 解き方の手順
(1) AからBまでの最短経路の総数
AからBまでの最短経路は、右に4回、上に3回進む経路です。
したがって、最短経路の総数は、7回の移動のうち右に進む4回を選ぶ組み合わせの数で計算できます。
よって、AからBまでの最短経路の総数は35通りです。
(2) AからQを通ってBまでの最短経路の総数
AからQまでの最短経路は、右に3回、上に1回進む経路です。
したがって、AからQまでの最短経路の総数は、4回の移動のうち右に進む3回を選ぶ組み合わせの数で計算できます。
QからBまでの最短経路は、右に1回、上に2回進む経路です。
したがって、QからBまでの最短経路の総数は、3回の移動のうち右に進む1回を選ぶ組み合わせの数で計算できます。
AからQを通ってBまでの最短経路の総数は、AからQまでの最短経路の総数とQからBまでの最短経路の総数の積で計算できます。
よって、AからQを通ってBまでの最短経路の総数は12通りです。
(3) AからPを通ってBまでの最短経路の総数
AからPまでの最短経路は、右に2回、上に1回進む経路です。
したがって、AからPまでの最短経路の総数は、3回の移動のうち右に進む2回を選ぶ組み合わせの数で計算できます。
PからBまでの最短経路は、右に2回、上に2回進む経路です。
したがって、PからBまでの最短経路の総数は、4回の移動のうち右に進む2回を選ぶ組み合わせの数で計算できます。
AからPを通ってBまでの最短経路の総数は、AからPまでの最短経路の総数とPからBまでの最短経路の総数の積で計算できます。
よって、AからPを通ってBまでの最短経路の総数は18通りです。
(4) AからPもQも通ってBまでの最短経路の総数
AからPまでの最短経路は、右に2回、上に1回進む経路です。
したがって、AからPまでの最短経路の総数は3通りです。
PからQまでの最短経路は、右に1回、上に1回進む経路です。
したがって、PからQまでの最短経路の総数は2通りです。
QからBまでの最短経路は、右に1回、上に2回進む経路です。
したがって、QからBまでの最短経路の総数は3通りです。
AからPもQも通ってBまでの最短経路の総数は、
通り
(5) PまたはQを通る最短経路の総数
PまたはQを通る経路の総数は、Pを通る経路の総数 + Qを通る経路の総数 - PとQ両方を通る経路の総数で求められます。
3. 最終的な答え
セソタ: 35
チツ: 12
テト: 12