* 正八面体の1辺の長さ
立方体の各面の中心を結んでできる正八面体の1辺は、立方体の面の対角線の半分です。
したがって、正八面体の1辺の長さは 22a となります。 * 正八面体の体積
正八面体は、2つの正四角錐を底面で貼り合わせたものと考えることができます。
正四角錐の底面は、正八面体の1辺を1辺とする正方形なので、面積は (22a)2=21a2 です。 また、正四角錐の高さは、立方体の1辺の半分なので、2a です。 したがって、正四角錐の体積は、31×21a2×2a=121a3 です。 正八面体の体積は、正四角錐2つ分の体積なので、121a3×2=61a3 となります。 * cosθ の値 正八面体の頂点に集まる4つの正三角形の面を考えます。
正八面体の中心から各頂点へのベクトルを考え、隣り合う2つの面がなす角を求めます。
正八面体の頂点の座標を(±42a,0,0),(0,±42a,0),(0,0,±42a)とすると、例えば、頂点(0,42a,0)と(0,0,42a)を結ぶ辺を共有する2つの面の法線ベクトルはそれぞれ(42a,0,42a)と(42a,42a,0)の定数倍で表せるので、(42a,0,42a)と(42a,42a,0)とします。 このとき、
cosθ=∣(42a,0,42a)∣∣(42a,42a,0)∣(42a,0,42a)⋅(42a,42a,0)=42a42a81a2=21 となるので、θ=arccos(−31)。 したがって、cosθ=−31 となります。正八面体の隣り合う面がなす角の二面角は109.47∘なので、cosθ=−31となります。