平行四辺形ABCDにおいて、AB=8, AD=5, ∠A=60°のとき、対角線AC, BDの長さを求める。

幾何学平行四辺形余弦定理対角線角度辺の長さ
2025/6/20

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=8, AD=5, ∠A=60°のとき、対角線AC, BDの長さを求める。

2. 解き方の手順

対角線の長さを求めるために余弦定理を用いる。
平行四辺形の性質より、AB=CD=8, AD=BC=5。
まず対角線ACの長さを求める。
三角形ADCにおいて、∠A=60°, AD=5, AB=CD=8より、
AC2=AD2+CD22×AD×CD×cosAAC^2 = AD^2 + CD^2 - 2 \times AD \times CD \times \cos{A}
AC2=52+822×5×8×cos60AC^2 = 5^2 + 8^2 - 2 \times 5 \times 8 \times \cos{60^\circ}
cos60=12\cos{60^\circ} = \frac{1}{2} なので、
AC2=25+642×5×8×12AC^2 = 25 + 64 - 2 \times 5 \times 8 \times \frac{1}{2}
AC2=8940AC^2 = 89 - 40
AC2=49AC^2 = 49
AC=49=7AC = \sqrt{49} = 7
次に、対角線BDの長さを求める。
平行四辺形の性質より、∠C = 180° - ∠A = 180° - 60° = 120°。
三角形BCDにおいて、∠C=120°, BC=5, CD=8より、
BD2=BC2+CD22×BC×CD×cosCBD^2 = BC^2 + CD^2 - 2 \times BC \times CD \times \cos{C}
BD2=52+822×5×8×cos120BD^2 = 5^2 + 8^2 - 2 \times 5 \times 8 \times \cos{120^\circ}
cos120=12\cos{120^\circ} = -\frac{1}{2} なので、
BD2=25+642×5×8×(12)BD^2 = 25 + 64 - 2 \times 5 \times 8 \times (-\frac{1}{2})
BD2=89+40BD^2 = 89 + 40
BD2=129BD^2 = 129
BD=129BD = \sqrt{129}

3. 最終的な答え

AC = 7
BD = 129\sqrt{129}

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