台形ABCDにおいて、AD // BCであり、P, Qはそれぞれ辺AB, DCの中点である。RはACとPDの交点である。AD = 6cm, BC = 16cmのとき、RQ : QCの値を求める。

幾何学台形中点連結定理メネラウスの定理相似
2025/6/20

1. 問題の内容

台形ABCDにおいて、AD // BCであり、P, Qはそれぞれ辺AB, DCの中点である。RはACとPDの交点である。AD = 6cm, BC = 16cmのとき、RQ : QCの値を求める。

2. 解き方の手順

まず、中点連結定理を利用する。
線分PQは、台形ABCDの中点連結線なので、ADとBCに平行であり、その長さは、
PQ=AD+BC2=6+162=222=11PQ = \frac{AD + BC}{2} = \frac{6+16}{2} = \frac{22}{2} = 11となる。
次に、ADC\triangle ADCにおいて、QはDCの中点であるから、線分AQは中線である。
また、RはPDとACの交点である。
ADC\triangle ADCにおいて、中線AQと、頂点Dを通る直線DPの交点Rを考える。
メネラウスの定理より、
APPBBCCDDRRA=1\frac{AP}{PB} \cdot \frac{BC}{CD} \cdot \frac{DR}{RA} = 1
ここで、AR/RC = 1である。
DRRPPBBAACCR=1\frac{DR}{RP} \cdot \frac{PB}{BA} \cdot \frac{AC}{CR} = 1
ADC\triangle ADCにおいて、RはAC上の点なので、PQC\triangle PQCPRA\triangle PRAは相似ではないかと予想できる。
ここで、ADRCBR\triangle ADR \sim \triangle CBRを考える。
相似比は、AD : BC = 6 : 16 = 3 : 8である。
したがって、AR : RC = 3 : 8となる。
AR = 3x, RC = 8xとすると、AC = AR + RC = 11xである。
ACの中点がQなので、AQ = QC = 11x/2となる。
RQ = AQ - AR = 11x/2 - 3x = 5x/2となる。
RQ : QC = (5x/2) : (11x/2) = 5 : 11。
PQD\triangle PQDCRD\triangle CRDで相似を考えると,
PDとCDの比はわからないので、うまくいかない。
しかし、QはDCの中点なので、DQ = QCである。
ARDCRB\triangle ARD \sim \triangle CRBで、AR : RC = AD : BC = 6 : 16 = 3 : 8となる。
よって、PRD\triangle PRDCRD\triangle CRDについて考察する。
別解として、線分ADを延長して、線分BCの延長と交わるところを点Eとする。
EADEBC\triangle EAD \sim \triangle EBCなので、相似比は3:8。
AE : BE = DE : CE = 3 : 8。
PとQはそれぞれ中点なので、
PQ = 11。
線分PQは、BCに平行なので、ERQEBC\triangle ERQ \sim \triangle EBCとなる。
RQ : BC = ER : EC
RQ : 16 = ER : EC
ER = EC - RC
ARDCRB\triangle ARD \sim \triangle CRBを利用して、AR/RC=3/8である。
AC = AR+RCなので、AR=3x, RC=8xとおくと、AC = 11xとなる。
QはACの中点なので、AQ = QC = (11/2)xとなる。
RQ = AQ - AR = (11/2)x - 3x = (5/2)xとなる。
RQ : QC = (5/2)x : (11/2)x = 5 : 11となる。

3. 最終的な答え

5:11
選択肢の中に正解がないので、問題文に誤りがあるか、選択肢が間違っている可能性があります。
ですが、計算上では、RQ:QC = 5:11 となります。
選択肢の中で一番近いものは、

3. 5:7 でしょうか。

考え方を変えてみます。
AR:RC = 3:8
なのでAC=11。
点QはACの中点なので、AQ=QC=5.5
RQ=AQ-AR=5.5-3=2.5
RQ:QC = 2.5:5.5 = 5:11
正解の選択肢がないです。

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