直線 $x+2y-3=0$ を直線 $l$ とします。点 $P(0, -2)$ と直線 $l$ に関して対称な点 $Q$ の座標を求めます。

幾何学座標平面直線対称点線分の垂直二等分線
2025/3/13

1. 問題の内容

直線 x+2y3=0x+2y-3=0 を直線 ll とします。点 P(0,2)P(0, -2) と直線 ll に関して対称な点 QQ の座標を求めます。

2. 解き方の手順

QQ の座標を (a,b)(a, b) とします。
(1) 線分 PQPQ の中点 MM は直線 ll 上にあるので、点 MM の座標を求めます。
MM の座標は (0+a2,2+b2)=(a2,b22)\left(\frac{0+a}{2}, \frac{-2+b}{2}\right) = \left(\frac{a}{2}, \frac{b-2}{2}\right) です。
MM は直線 ll 上にあるので、以下の式が成り立ちます。
a2+2b223=0\frac{a}{2} + 2 \cdot \frac{b-2}{2} - 3 = 0
a+2(b2)6=0a + 2(b-2) - 6 = 0
a+2b46=0a + 2b - 4 - 6 = 0
a+2b=10a + 2b = 10 ...(1)
(2) 直線 PQPQ は直線 ll と垂直なので、直線 PQPQ の傾きと直線 ll の傾きの積は 1-1 です。
直線 ll の傾きは 12-\frac{1}{2} です。
直線 PQPQ の傾きは b(2)a0=b+2a\frac{b-(-2)}{a-0} = \frac{b+2}{a} です。
よって、以下の式が成り立ちます。
b+2a(12)=1\frac{b+2}{a} \cdot \left(-\frac{1}{2}\right) = -1
b+2=2ab+2 = 2a
2ab=22a - b = 2 ...(2)
(3) 式(1) と 式(2) から、aabb を求めます。
式(1) より a=102ba = 10 - 2b。これを式(2)に代入すると、
2(102b)b=22(10 - 2b) - b = 2
204bb=220 - 4b - b = 2
5b=18-5b = -18
b=185b = \frac{18}{5}
a=102185=10365=50365=145a = 10 - 2 \cdot \frac{18}{5} = 10 - \frac{36}{5} = \frac{50-36}{5} = \frac{14}{5}

3. 最終的な答え

QQ の座標は (145,185)\left(\frac{14}{5}, \frac{18}{5}\right) です。

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