円の外部の点Pから円に引かれた2本の直線PAとPCがある。PAとPCが円とそれぞれ点A, Cで交わり、直線PAは円と点Bで、直線PCは円と点Dで交わっている。PA = $x$ cm, PB = 8 cm, PC = 6 cm, PD = 2 cm のとき、$x$ の値を求めよ。

幾何学方べきの定理線分の長さ二次方程式
2025/4/8

1. 問題の内容

円の外部の点Pから円に引かれた2本の直線PAとPCがある。PAとPCが円とそれぞれ点A, Cで交わり、直線PAは円と点Bで、直線PCは円と点Dで交わっている。PA = xx cm, PB = 8 cm, PC = 6 cm, PD = 2 cm のとき、xx の値を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題は方べきの定理を利用して解きます。
方べきの定理より、PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD が成り立ちます。
この問題では、PA=xPA = x, PB=PA+AB=x+8PB = PA + AB = x + 8, PC=6PC = 6, PD=PC+CD=6+2=8PD = PC + CD = 6 + 2 = 8 なので、
PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD(x)(x+8)=(6)(6+2)(x)(x+8) = (6)(6+2) と書き換えられます。
すなわち、
x(x+8)=6(6+2)x(x+8)=6(6+2).
x(x+8)=6(8)x(x+8)=6(8)
x2+8x=48x^2 + 8x = 48
x2+8x48=0x^2 + 8x - 48 = 0
この2次方程式を解きます。
(x+12)(x4)=0(x + 12)(x - 4) = 0
x=12x = -12 または x=4x = 4
xx は線分の長さなので、x>0x > 0 です。したがって、x=4x = 4

3. 最終的な答え

4 cm

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